『失敗学のすすめ』畑村洋太郎著より

 失敗はとかくマイナスに見られがちだが、実は新たな創造の種となる貴重な体験である。

 大切なのは、失敗の法則性を理解し、失敗の要因を知り、失敗が本当に致命的なものになる前に、未然に防止する術を覚えることである。

 「小さな失敗を不用意に避けることは、将来起こりうる大きな失敗の準備をしていることになる。」

 失敗を真正面から受けとめ、失敗に秘められていた発展の種をうまく育てよう。

 成功体験より失敗体験の方が人の関心、興味をひきつける不思議な力を持っている。

 「表面的な知識は伝わりづらい。」

 「痛みを伴うものは、たとえ他人の体験であっても心に響く。」

 起こってしまった失敗から人びとが学び、その経験を生かすことで未知なる知識の発掘に成功した場合、その失敗は「よい失敗」である。

 失敗の原因:無知・不注意・手順の不順守・誤判断・調査、検討不足・制約条件の変化・企画不良・価値観不良・組織運営不良&未知、未知を除き、後ろの項目ほど重大失敗となる。

 ハインリッヒの法則:1:29:300

 「放置しておくと失敗は成長する。」

 「失敗情報は伝わりにくく、時間が経つと減衰する。」

 「失敗情報は隠れたがる。」

 発覚した失敗にウソで対処することは組織にとって致命的なダメージを与える。

 失敗情報を蓄積すれば貴重な財産になる。

 『仮想失敗体験』をしよう。

 本当によいものを作るためには、大胆に切り捨てる必要がある。

 創造力のセンスがある人とない人の違いは、自分の中に備えた基礎知識を応用して使いこなせるか使いこな
せないかの違いにある。
 会議の多い会社ほど、失敗を起こしやすい体質を備えている。会議の場での議論で重要な決定がなされることはほとんどない。

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