『断食療法の科学』より

 大食を続けていると、だんだん消化吸収能力が低下し、食物が腸内で腐敗醗酵するため栄養とならず、糞便の中に捨て去られる率が多くなってくる。また宿便を停滞させる原因ともなり、これが栄養の吸収を妨げることになるので、実際に身につく栄養は減り、スタミナはなくなって、陽性化するどころかかえって陰性化することになる。

 過剰の栄養分を処理するために、肝臓、腎臓、心臓などに余分の負担をかけることになって、それだけエネルギーを消費し、本当に役立つエネルギー量はかえって少なくなってしまうので、これも陰性化への傾向を強める原因となる。

 極陽の肉類などを多く食べて陽性化しようと思っても、肉類などは体内に入ると、特異動的作用によって3割近くも余分の熱が産出されるので、暑い季節では、やたらと汗をかいて熱の逃げる割合が多くなる。その際塩も抜けてしまう。やはり陰性化への傾向を示す。

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