「医食同源、陰陽バランス食のすすめ:陰陽を生かして制限食をやめよう」新居裕久著

“医食同源”という言葉は、はるか昔、中国4千年の歴史から生まれたものだとばかり思い込んでましたが、実は1972年に日本の新居裕久先生が中国の“薬食同源”をヒントに考えた造語なのだそうです。
 新居先生は“バランスのとれた美味しい食事”とは“栄養”のバランスがとれていることと、もう一つ“陰陽五行”のバランスがとれていることが必要と考えます。
 気をつける第1は、暑いときは体を冷やす食品を、寒いときは体を温める食品を選ぶことです。季節外れの食材は極力避けたほうが良いということです。また肉(陽性)を食べたら、野菜(陰性)も一緒に食べるといったバランスでもあります。
 第2は、無理な制限食としないことです。つまりコレステロールを上げる食品を食べたいときには、一緒に下げる食品を食べ、カロリーの多いものを食べたければ、少ないものと組み合わせることが大事で、「あれもこれも食べてはいけない」というのは間違い!
 そして第3は、いかに野菜を美味しく食べるか。これに関しては、沖縄、中国、そして韓国に学ぶべしとの教えでした。
 それでは各論を少々。
(1)高コレステロール血症;肉・卵・バターには豆腐や植物油を組み合わせましょう。
(2)高血圧;減塩にばかり気をつけるのではなく、カリウムやカルシウムあるいは食物繊維の多い食品を取り入れ、体内のナトリウムを追い出しましょう。
(3)肥満&糖尿病;脂肪と糖分を一緒にとらないこと。
 お昼の番組で、「あれを食べると・・・に効果絶大!」と言われて、右往左往して片寄った食事にするのではなく、『身土不二』『一物全体を食す』ということに常に配慮して“バランス”の良い食事を心がけるとうれしいですね!

back