〜 クリニック通信2006年11月号 〜
◆尿酸の結晶は痛そう!
高尿酸血症の皆さん、今日も仕事が終わったらビールをぐぃっと1杯でしょうか!?「痛風になってないからまあいいだろう」と侮ってはいけません!下記アドレスを覗いてみましょう。尿酸の結晶は・・・
いかがでしたか!? 尿酸の結晶は丸くはありません、ガラスの破片のごとく尖っています(^_^;) これが血管のあちこちをチクチク、チクチク・・・、あなたの血管から悲鳴が聞こえてきそう(-_-;) 傷ついた血管は動脈硬化になる可能性が強いです。
それでもあなたは、その高い尿酸値をそのままにしておくのですか!?
◆北部病院発、内視鏡で1ミリの食道がんも発見!
何とも心強いニュースですが、ご存じセンター南の昭和大学横浜市北部病院では、病巣部を拡大して見ることのできる内視鏡により、微妙な毛細血管の変化を観察することで、直径1mmの段階で超早期食道がんを発見できるとの由。これはすごい技術力の進歩と鋭い観察眼だと思います。早期発見&早期治療はおまかせ、かな・・・(^_^)
◆“ちょい太”でP・P・K
「がんばらない」「あきらめない」などの著者、鎌田寛先生(現在、諏訪中央病院名誉院長)の最新刊がこの『ちょい太でだいじょうぶ メタボリックシンドロームにならないコツ』です。
鎌田先生の目指している医療は、「健康寿命を延ばそう、そしてめざそう“ぴんぴんころり”」ということになるでしょうか。
☆デブは一日にしてならず!〜体重は毎日測ろう!〜毎日知るだけで、無意識に肥満への抑制がかかる。
☆心と体はつながっている。まず気にすること。そうすると、肥満の進み方が止まる。
☆健康は目標ではなく手段である!目標は自分らしく幸せに生きること。そのために健康が必要なのである。
★ちょい太(ちょっとだけ小太り)が実は元気に長生きできる!
BMI(Body Mass Index)で男性は23〜24.9、女性は25〜26.9の範囲が、最も心臓病を起こしにくいというデータが発表されました。たとえば男性だと身長170cmの人で、体重は66.5kg〜72.0kgです。女性では身長160cmの人で、体重が64.0kg〜68.9kgとなります。意外と楽勝では?でも“おお太”のあなたはBMI=25を目指して頑張りましょう!
ところで表題の「P・P・K」って、もうおわかりですよね!?
◆「脳脊髄液減少症(=低髄液圧症候群)」とは?
最近、「脳脊髄液減少症(=低髄液圧症候群)」という疾患名をよく目や耳にするようになりましたが、皆さんはこの病気のことをご存じでしょうか?
先日、日本脳神経外科学会が中心となって、診断ガイドラインを作成することになったというニュースがありましたが、インターネットで検索したなかで一番情報がまとまっているかなと思われたのが、「国際医療福祉大学附属熱海病院 脳神経外科」
(→ http://atami.iuhw.ac.jp/shinryou/nogeka/gensyo1.html )のサイトです。興味のある方はぜひご参考ください。
さて「脳脊髄液減少症」は、交通事故や転倒などをきっかけに脊髄の中の髄液を溜めている硬膜に、孔が開く事により髄液が漏れ、減少することにより頭蓋骨内の圧力が下がり、脳が下垂して様々な影響を与え、
1) 痛み(頭痛、頚部痛、背部痛、腰痛、手足の痛みなど多彩)
2) 耳鼻科的(耳鳴り、聴覚過敏、めまい、ふらつき)、眼科的(光過敏、飛蚊症、視力低下、複視など)といった脳神経症状
3) 自律神経系の異常(更年期障害のような)
4) 物忘れ症状
5) そして、「慢性疲労症候群」を思わせる症状
といった非常にバラエティに富んだ多彩な症状を引き起こすそうです。
診断には脳のMRI撮影が有用です。ということで、脳神経外科をご紹介することとなります。
雨の降る前など気圧の変化で症状が悪化することが特徴の一つになっていますので、思い当たる方はご相談ください。