〜 急性喉頭炎(クループ) 〜
肺の入口にあたる喉頭に炎症が起こり、特に喉頭の声帯の下にある「声門下」の粘膜が腫れる病気です。喉頭が腫れたために空気の通り道が狭くなり、ひどい咳をしたり、呼吸が苦しくなるのが特徴です。初めは「風邪かな?」と思うような咳をしていたのが、だんだん声がかすれてきて、犬の遠ぼえのような咳をします。また、息を吸うときに「ヒーヒー」という音を出すこともあります。原因はウイルスや細菌による感染で、赤ちゃんや幼児に多い病気です。
日中よりも夜の方が咳がひどくなるので、夜間の症状に注意しましょう。風邪の症状だと思っていたら、夜中に突然、急性喉頭炎の発作を起こすというケースは多いのです。もし、発作が起きたらたて抱きにして、咳が落ち着くまで待ちましょう。また、部屋を暖め、加湿器ややかんで湯気をたてたりして、部屋の湿度を上げることも大切です。寝かせるときはクッションなどで、上半身を高くします。
ただ、発作が起きた場合、朝まで待つと呼吸が止まって死亡することもあります。呼吸困難を起こす前兆は、ひどい咳と同時に呼吸がゼコゼコしたり、息を吸うときにヒーヒーと音がすることです。さらに顔や唇、手足の爪の色が紫色になるチアノーゼを起こしたら、すぐに病院へ行きましょう。 back