〜 感染性胃腸炎(嘔吐下痢症) 〜

<みたに内科クリニックの治療指針>

 (1)可能なら吐き気止めの坐薬を入れてください。
 (下痢の際は無理かもしれませんね!)

 (2)吐いたら、しばらく(3時間以上)は口には何も入れない(入れさせない)でください。できれば口ゆすぎもひかえましょう。

  <嘔吐反射がしばらく続いています。吐き続けると身体の必要成分がどんどん失われ、早期に脱水症になり点滴などが必要になります!>

 (3)しかし、吐いてすぐに咽喉が渇いてしょうがない時は、『五苓散(ゴレイサン)』という漢方薬をのんでください。1包を熱いお湯(コップ半分〜1杯くらい)でよく溶いて、好きなだけ飲んでください。1日3包分処方します。氷を入れ冷やして飲んでもかまいません。始めのうちは嘔吐するかもしれませんが、そのうち吐く間隔が遠のいていきます。また下痢・頭痛も軽くなっていくと思います。
 口渇が強いときにはお子さんも飲んでくれると思いますが、どうしても不味い時には、ハチミツや砂糖で味付けをしてあげても差し支えありません。

 (4)また、とにかく吐き気を何とかして欲しいときには、『小半夏加茯苓湯(ショウハンゲカブクリョウトウ)』という漢方薬をのんでみてください。先ず熱いお湯で溶いてからよく冷やして少しずつのんでください。嘔気・嘔吐に関しては効果てきめんです。

 (5)3時間以上嘔吐がなく、何か飲めそうであれば、何でも構いません。飲みたいものをスプーン1杯だけ飲んでみましょう。30分後今度はスプーン2杯、さらに30分後スプーン4杯分とあとは倍々にしていきましょう。その後は消化の良いものを食べても大丈夫でしょう。

 (6)その他、必要に応じて、感冒薬・整腸剤・止痢剤・解熱剤を処方します。 

(special) 嘔吐下痢症がしばらく続いていたり、どの治療にも反応しないときには、診察した状況により、点滴をして脱水を改善したり、あるいは『五苓散』を溶かした液をお尻から入れる治療(注腸療法)を行ないます。 back