院内報2007年9月号

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◆ インフルエンザ予防接種の受付

 予防接種の予約を受付け中。

 接種は10月、ワクチンが入荷次第開始。

 2回接種なら11月と12月にそれぞれ1回ずつ、1回接種なら11月中旬以後の接種を推奨。

 予約は随時、受付スタッフまでご連絡ください。

 1回目¥2,500,2回目¥2,000(いずれも税込み)

 おそらく、65歳以上は1回のみ公費割引接種予定(¥2,000)

◆ 麻疹(はしか)の予防接種

 来年度から5年間、中学1年生と高校3年生を対象に定期予防接種の予定。

 キーワード → 「ブースター効果」、MRワクチン

◆ あなたの血圧は大丈夫?

 現在、血圧は以下のように分類されています。

 至適血圧  → 収縮期<120mmHg かつ <80mmHg

 正常血圧  →     <130   かつ <85

 正常高値血圧 →   130〜139または85〜89

 軽症高血圧→     140〜159または90〜99

 中等症高血圧→    160〜179または100〜109

 重症高血圧 →      >=180または >=110

 収縮期高血圧→      >=140 かつ <90

 ぜひ定期的に血圧をチェックしましょう。

◆ 不眠症を解消するには

 本来、「不眠症」という病氣はありえません。睡眠とは自然な行為であり、寝ている間に私たちは消耗した氣を補給しています。だから、睡眠はなくてはならないものであり、放っておけば自然に眠くなってくるはずです。

 それならば、どうして「不眠症」などという病氣が生まれたのか。現代人が睡眠に対して氣を使いすぎるようになったからです。「早く眠らないと明日の仕事に差し障りが出る」などと考えて、眠ろうと力むために、逆に眠れなくなったり、眠りが浅くなったりするのです。つまり、睡眠は自然な行為であるはずなのに、それを重要視しすぎるために、不自然な行為になっているといえます。

 こうした不眠症を解消するには、第一に「絶対に眠ろう」などと思わないことです。「眠れなかったら眠れなくてもいいし、眠りが浅かったらそれもしようがない」と開き直ってしまうことが肝要です。実際、一日ぐらい眠らなくたって平氣なのですよ。不眠症の人は、どれだけ眠らないでいられるか試してみようぐらいに考えて、もっと大胆になればいいのですが・・・。開き直ると、意外にも逆に眠くなってくるものなのです。眠ろうと身構えることをやめると、睡眠が本来の自然な姿にもどり、いやでも眠くなるはずです。

藤平光一著『「気」の威力』より

◆あなたは、子供の「毒」になっていませんか?

 子供というのは、言葉で言われていることはもちろん、態度や雰囲気など、言葉にはなっていないものでも、親が発するあらゆるメッセージを選択することなくすべて吸収し受け入れてしまう。親の言うことは実によく聞いているし、することは実によく見ており、なんでもすぐに真似をする。小さいうちは家の外の世界をほとんど知らないのだから、子供にとって家族から学ぶことは宇宙の真理であるといっても言い過ぎではなく、家のなかで学んだことは心の奥深くに根付いていく。すなわち、人間の行動や信条の多くは、親を模倣することによって身に付くのです。

 子供をけなすことで自分の優越性を示そうとする親もいるが、そういう親は、そのような行動をすることによって自信のない自分を隠しているのである。「毒になる親」は、子供の気持ちより自分の気持ちのほうが常に大事なのです。

スーザン・フォワード著『毒になる親 一生苦しむ子供』より

◆ なんのために勉強するのか?

「なんのために勉強するの」もし子どもにそう聞かれたら、私はこう答えたい。「脳が壊れてもちゃんと生きていくためよ」

 高次脳機能障害では、その人のそれまでの人生が如実に出ると言われている。脳の一部が壊れたとき、脳は残された正常な機能を総動員して壊れた部分を補い、危機を乗り越えようとするものらしい。そのため、昔とった杵柄にしろ、叩けば出るほこりにしろ、その人の歴史が浮かび上がってくるというのである。

 その人の歴史とは、言い換えるなら、その人の積んできた経験だ。そして脳には、経験が記憶として保存されている。たとえふだんは思い出すことがなんくても、幸せな経験も苦い経験もみんなしまいこまれていて、案外しっかりと長期にわたってストックしている。それをのちの人生で、必要に応じてうまく引きだしながら使ってくれているのである。

 脳が壊れて貧弱な思考しかできなくなっても、わずかに働く脳細胞をフル稼働して重要な人生の選択や決断をしなければならない時がある。その時の判断材料となるのも、やはり経験だ。経験のないことは、脳にも記憶されていない。ないものはどうやったって、引きだしようがない。

 だから若くて元気なうちに、なんでも経験した方がよい。むだな経験などひとつもない。机の上の勉強に限らず、本を読むことも、映画を見ることも、旅行もアルバイトも仕事もなんでも経験。知らないよりは知っていたほうが絶対にいい。

 経験さえしておけば、脳はどこかに記憶しておいてくれる。あとで沢山の部屋の中から探し出してくれる。たとえ歳をとっても、脳の一部が壊れても。

『壊れた脳 生存する知』山田規畝子著より

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