院内報2007年10月号

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テキスト版↓

◆ 臨時休診日

 5日(金曜日)午前・午後とも休診です。

◆ あなたの体を再構築しませんか!「栄養相談」のお知らせ

「栄養相談」と言っても厳しいカロリー制限や、難しい栄養素のお話ではありません。あなたの毎日の生活をふり返っていただき、食事、運動、休養などへのアドバイスを通して、あなたの生活がより健康的で楽しくなるためのお手伝いをします。

 今月の予定

  10月13日(土曜日)午前9時20分〜午後12時30分

  10月16日(火曜日)午後3時〜午後6時

 来月以後の予定

  11月13日(火曜日)午後3時〜午後6時

  12月 8日(土曜日)午前9時20分〜午後12時30分

  12月18日(火曜日)午後3時〜午後6時

 1回30分程度のマンツーマン指導(相談)です。

 相談料:¥2,100(税込み)

◆ インフルエンザ予防接種の受付

 インフルエンザ予防接種の予約を受付け中。

 治療薬タミフルを使いがたい現状ですので、やはり予防接種が望ましいと思います。

 接種は今月ワクチンが入荷次第開始可能です。

 2回接種なら11月と12月にそれぞれ1回ずつ、1回接種なら11月中旬以後の接種を推奨。13歳未満は原則2回接種です。

 予約は随時、受付スタッフまでご連絡ください。

 1回目¥2,500,2回目¥2,000(いずれも税込み)

 65歳以上は1回のみ公費割引接種(¥2,000)可能です。

◆ いよいよ運動の秋です レッツ、ウォーキング (^_=)

 酷暑・残暑、熱中症も怖くて、ついつい歩かなかった皆さま、夏太りしていませんか?今月はウォーキング月間としましょう。目標は1日1万歩(約80分)です。ぜひ万歩計をつけて歩いてみましょう。

 加速度センサーを搭載した、生活習慣記録機「ライフコーダEX」を貸し出しします。2週間の身体活動状況(強度・時間・頻度)のレポートを見たくはありませんか!?

◆ オプティマルヘルス

 オプティマルヘルスとは、心身ともにイキイキとしていて、人間として最高(オプティマル)の健康状態であり、「その年齢時点で最高の健康状態」という意味です。すなわち、30歳なら30歳で、50歳なら50歳で、70歳なら70歳でなしうる最高の健康状態とはどうあるべきかを考える健康観です。

 昨年、アメリカの代替医療の第一人者であるアンドルー・ワイル博士がその著書で、我々にできる最良の選択は、老化を拒絶し、老化に抗しようとする“アンチエイジング”ではなく、“ヘルシーエイジング”、すなわち老化の不可避性を受容し、老化に適応することを心がけ、その年齢なりに最高の健康を維持することであると表現しましたが、オプティマルヘルスと同じ概念だと思います。

 さて、本当の健康法とは、理論から生まれるものではなく、体の仕組みに忠実になることで得ることができます。世の中には様々な健康法が溢れておりますが、あなたに相応しい手段はあなたの体に“聴いて”みなければわかりません。

 牛乳を飲めば、栄養をたくさん吸収できて体が丈夫になる、というのが“机上の空論”であることは某有名先生たちの意見もあり、かなり認知されていると思うが、いかがでしょうか?(少なくとも我々日本人の体にはその高栄養を受け入れる準備が整っておらず、むしろ過剰なアミノ酸が組織に沈着して動脈硬化などの原因になる懸念も指摘されています)

 若者に急増している潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患ですが、休息をとらずに無理を重ねていませんか?何よりも食事を中心とした生活の乱れを直すことが必要です。ちなみに血便など出血を伴う病態では、体は出血を止めようとするため、血液が凝固しやすく、若年性の脳梗塞や心筋梗塞の危険性も高まるそうですよ!

◆ヘルペスウィルスは何故再発するのか?

 免疫学の第一人者、多田富雄先生のわかりやすい「ヘルペス論」をご紹介します。

「ヘルペスウィルスは、一度感染すると一般に一生排除されません。それは免疫系が、ウィルスに反応していないからではないのです。感染すれば抗体を作って抵抗するのですが、完全な排除は起こさないのです。なぜでしょうか?

 ヘルペスウィルスは神経節の細胞内に潜んでいます。DNAウィルスですから、ウィルスを完全に排除するためには宿主の細胞を殺すほかありません。神経細胞を殺せば体が麻痺してしまうし、再生できない細胞ですから殺すという戦略は頭のいい方法ではないのです。平和共存をした方がいい。そこで抗体産生程度でそれ以上増殖するのを食い止めて、リンパ球などを動員した大掛かりな排除作戦は中止したのです。

 それが栄養状態の悪化や体力の衰弱で、宿主の免疫機能が十分でない状態になったときに、狡猾なウィルスが息を吹き返して反撃にでるのです。・・・再発はしますが、抗体産生が再開されれば寛解するのが普通です。こんな攻防を繰り返しているのです」 多田富雄・柳澤桂子共著『露の身ながら 往復書簡いのちへの対話』より

おまけの一言

「多くの人は、具合の悪いところばかりに心が行き、愚痴をこぼして不幸になっています」同著内、柳澤桂子述より

持病で気持ちが鬱々してしょうがない、何ごとにも前向きに取り組めない方にご一読をお勧めしたい書籍です。

◆ 気になるニュース

抗生物質が効かないサルモネラ菌が増加!

 サルモネラ感染症の症状は、下痢(血便の場合も)、発熱、腹痛などです。症状は通常4-7日間続きます。軽い症状の患者は特別な治療なしに回復することがあります。しかし、激しい下痢によるひどい脱水のため、入院治療が必要となる場合もあります。敗血症となり、抗生物質で強力に治療しないと死亡の可能性がでてしまうような場合もあります。老人、乳幼児、免疫が弱まった人は、重症となりやすいです。

 サルモネラは、ペットの糞にも見られることがあります。特に下痢をしているペットには注意が必要です。ペットの糞に触った後、手を洗わなかったような場合に、人がサルモネラに感染することがあります。

 最近、自分自身が抗生物質の飲み過ぎか、あるいはペットへの抗生物質の与えすぎか、あるいは食材となる牛、豚、鶏、養殖魚の餌に抗生物質が使われているためか、おそらくはこれらすべてが複合することにより、多剤耐性のサルモネラ菌が増加していると報告されています。

 老人、乳幼児、あるいは免疫力が弱まっている人で、ペットの犬や猫が下痢をしている場合には要注意です。良く手を洗うように心がけましょう。

 それから、爬虫類(カメ、ヘビ、イグアナ、トカゲ等)と両生類(カエル、イモリ、サンショウウオ等)は特にサルモネラを持ちやすい生物ですので、下痢の産有無に関わらず、爬虫類や両生類を扱った後にはすぐに手をよく洗った方が無難です。

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