クリニック通信2006年9月号 〜

日本脳炎予防接種は来年から?

 従来の日本脳炎ワクチンでは、接種後に重症の「急性散在性脳脊髄炎(ADEM)」になった女子中学生のケースが報告されたため、昨年5月以後、接種の勧奨を中止するよう厚労省より勧告されております。本来ならすでに新型ワクチンが出回っている予定でしたが、安全確認のための治験数の関係で、どうやら来年以後にずれこむこととなりました。現時点で国内での日本脳炎発症の報告は見られませんが、いつまで無事でいられますことやら・・・(^_^;)

◆モーツァルトを聴いて癒されよう!

 今月6日に「聴いて癒される」をテーマにした6枚組モーツァルトCD集「聴くサプリwithモーツァルト」が発売されます。モーツァルトの名曲を難病治療に採り入れている『愛のモーツァルト療法』(マガジンハウス)の著者、篠原佳年・わいわいクリニック(岡山県倉敷市)理事長が監修したもので、説明書に盛り込んだ自己診断チェックリスト(60項目)で心身の状態を確認し、その時々の状態に合ったCDを選べるようにしたもの。

「血行を促進する『癒し』のサプリ」「免疫を高める『寛容』のサプリ」「代謝を高める『聴覚再生』」「頭脳を活性化する『脳イキイキ』」「消化力を上げる『生活改善』」「ストレス解消『快眠』」の全6枚セットで全7.5時間&税込み3000円。

夜尿症(おねしょ)

 夜尿症は「夜間の尿量が多いこと」と「膀胱容量が小さいこと」が主要な原因である場合が多いため、「多尿型」と「膀胱型」に分類することがあります。

 5〜6歳を過ぎても夜尿を認める場合を「夜尿症」と定義します。夜尿症の自然治癒率は、1つ年をとるごとに10〜15%の割合で減少していきます。7〜8歳で週の半分以上夜尿をしている子どもを対象にした、夜尿症の自然治癒に関する調査結果によると、約50%の子どもで夜尿が治った時期は12歳、約90%の子どもで夜尿が治った時期は15歳、というものでした。治るまでには時間がかかるということです。お母さん、あせらないで!下記のウェブサイトを参考にしてください。

協和醗酵提供の夜尿症(おねしょ)ナビ →

 http://www.kyowa.co.jp/onesho/index.htm

あなたに必要な漢方が携帯電話で探せます

ツムラ製薬提供 → http://tsumura-c.jp/

風邪のトラブル、胃腸のトラブルなど、11項目に対応中。

(例)風邪のトラブル→風邪→風邪の初期・自然に汗が出ず、寒気や頭痛がある→「葛根湯」といった具合・・・。一般的な42種類の漢方薬に対応中。

糖尿病などの皮膚の潰瘍治療に足の切断を防ぐ新治療法

 糖尿病や足の動脈硬化(閉そく性動脈硬化症)、床ずれなどが原因で足や腰などにできる重い潰瘍を放っておくと、皮膚や筋肉組織が壊死(くさってしまうこと)します。現在我が国の糖尿病患者は740万人、そのうち1.4%が皮膚の潰瘍を経験し、うち2割が足や指を切断しなければならない重症例です。

 埼玉医大の開発した新治療法は、まず患者さんの腰のあたりから骨髄液を採取して、やけどの治療などに使うコラーゲンからできた人工皮膚に浸し、壊死した部分を取り除いた潰瘍にその人工皮膚を張り付けると、骨髄の成分が血管や皮膚の再生を促し、3〜4カ月で治るとの由。成功率は9割以上とのことですから期待できそうですね。

(注)糖尿病のみなさん、だからといって3大合併症になっても大丈夫といっているわけではありませんから〜!目標HbA1cは7%未満ですよ!!

平均寿命

 2005年の日本人の平均寿命が男女とも6年ぶりに前年を下回ったとそうです。男性は0.11年短い78.53歳に、女性は0.1年短い85.49歳。原因はインフルエンザの流行との由。この結果、男性は主要国・地域で2位から4位に後退、女性は21年連続で世界一。

早食いはやっぱり肥満の元!

 早食いをすると、それだけで肥満を招きやすくなることが報告されました。従来、早食いで肥る(太る)のは、満腹感を感じないうちに食べる量が増えてしまうのが主因だと考えられてきましたが、ゆっくり食べる人たちと同じ量をとったという前提で計算し直しても同様の結果だそうです。早食いそのものが肥満を招く理由はまだよくわかっていませんが、早食いだとエネルギーの取り込みを促進するホルモンであるインスリンが過剰に分泌されるから、といった可能性が考えられています。

◆ とろろ昆布

 昆布を薄く削った「とろろ昆布」に血中の中性脂肪値の上昇を抑える作用があると発表されました。薄く削る際に昆布の細胞が細かく切断されることで、中性脂肪値の上昇を抑えるとされる水溶性食物繊維が体内に取り入れやすい状態になるためだそうです。

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