クリニック通信2006年6月号 〜

歩きましょう!

 人間は本来、食事をとるのと同じように、歩いたり体を動かしたりすることによって、自分の肉体をバランスよく維持するようにできています。

 ところが、今日の車社会やコンピュータ化によるデスクワークに携わる人々の増加等で、20歳頃を境に運動の機会が少なくなる傾向があります。

 そのため全身の筋肉が衰えて肉体をうまく維持できない人や、体や内臓に脂肪が蓄えられ肥満になる人、筋肉を使わないために筋肉からの発熱がなくなり低体温になる人が増えています。筋肉が衰えると基礎代謝エネルギーが減少するため体が重くなり、階段の昇降や歩行という日常の動作さえも辛くなるという悪循環が始まります。(「自然治癒力を高める連続講座4」より)

 先月21日の日曜日早朝、晴天・涼風の絶好の散歩日和の中、i-Podで「モーツァルト100曲」を聴きながら、自宅→中川駅→たまプラーザ駅→あざみ野駅→中川駅→センター北駅→センター南駅→自宅の所要約2時間15分、合計1万5千歩を気持ちよく歩いてみました(^_^)中川駅を起点とした各駅までの往復の歩数と所用時間の目安は下記のとおりです。ご参考ください。

 さあ皆さんも梅雨のあいまに、レッツ Walking!

 中川駅←→たまプラーザ駅往復= 約5,750歩(50分)

 中川駅←→あざみ野駅往復  = 約5,000歩(46分)

 中川駅←→センター北駅往復 = 約3,600歩(30分)

 中川駅←→センター南駅往復 = 約6,400歩(56分)

*たまプラーザ駅←→あざみ野駅= 約3,400歩(30分)

『健康を維持していくうえで、過去の栄光はなく、あるのは“現在”だけです』 泉 嗣彦氏(日本ウォーキング協会副会長)

繰り返す膀胱炎・尿路感染症対策 〜 クランベリー 〜

 クランベリーはヨーロッパ、北アメリカ両大陸の寒冷地に生育するツルコケモモ科の小果樹です。クランベリーの名前は1620年、メイフラワー号で英国から渡ってきたピルグリム達が発見したフルーツの薄いピンク色の花が、鶴(crane)のくちばしに似ている事からcran-berryと名付けれたことに由来しています。

 クランベリーの栄養はビタミンCが豊富で、他にもカリウム、銅、マグネシウム、カルシウム、リン、鉄などのミネラルが含まれています。

 さて尿路感染症は、大腸菌などの細菌が尿路に侵入し繁殖することが原因で発症します。クランベリーに多く含まれているキナ酸は、体内で代謝され、馬尿酸に変わり尿を酸性にしてくれます。こうして尿が酸性になることで、感染菌の増殖を予防してくれます。また赤ワインのようにポリフェノールが含まれていることも、感染菌の凝集や尿路上皮に菌が付着することを防止すると言われています。

 最近、膀胱炎を繰り返して来院される女性が多く見受けられます。「トイレを我慢しない」「身体を冷やさない」「ストレスをためない」「十分な水分を摂取する」といったことをアドバイスし、必要に応じて抗生剤や漢方薬(猪苓湯、五淋散、清心蓮子飲など)を処方していますが、短期間に繰り返す場合、あるいは治りが悪い場合には、この“クランベリー”をジュースあるいはサプリメントで摂取されるのも良いと思います。

冷え性には“生姜紅茶”を

 健康番組でお馴染みのイシハラ・クリニック院長、石原結實先生が勧める“生姜紅茶”は体温を上げ、代謝をよくして発汗や排尿・排便を促す作用が期待できます。体温が1℃上昇すると代謝が約12%高まるので、体内の脂肪や糖分が燃えやすくなります。冷え性対策のみならず、1日に3〜4回、生姜紅茶を飲むとダイエット効果も期待できるそうです。

〜生姜紅茶の作り方〜

 生姜を水でよく洗い、皮ごとおろしましょう。熱い紅茶に、おろした生姜をひとつまみか生姜汁5~10滴を入れてください。黒糖またはハチミツを入れて、好みの味に仕上げましょう。

健康とは・・・(「自然治癒力を高める連続講座9」より)

 健康とは、体のバランスがとれた状態のことです。その状態のとき、すべてのシステムが円滑に働き、エネルギーが無理なく循環しています。体はいつもこの状態になりたがっていますが、私たちは、日常生活で無理をしたり、人と競争をしたり、心の内にストレスをためたりして、このバランスを崩しています。さらに、そのこと自体に気づかなくなっています

 心の持ち方を変え、ストレスへの対処法を見つけ、人生の意味を問い直し、生活習慣や食事を改善するなど、おのれ自身の意識を変えることと、様々な努力の末に、人間がもともと持っている自然治癒力を呼び起こすことができます。

「腹八分目に病なし、腹十二分目に医者足らず」

 人体の生理現象に「吸収は排泄を阻害する」という鉄則があります。つまり食べ過ぎると、それを消化するために胃や小腸などの消化器官に血液が集中するため、大腸(直腸)や腎臓などへの血流が少なくなり、排泄機能が低下するということです。その逆に、吸収させないと排泄が促進されます。ですから、夕食後、睡眠中は物を食べないので、排泄機能が促進され、朝は排泄をよくして、血液をきれいにして病気を防ごうという自然治癒力が働いている時間帯なのです。(「自然治癒力を高める連続講座9」石原結實先生の「免疫力が高い人の生活習慣」より)

深い眠りは免疫力を高める

 私たちの体の内臓は自律神経によって調節されており、自律神経のバランスが崩れると免疫細胞の働きが低下しますが、睡眠中は自律神経のうちの交感神経の緊張がとれ、副交感神経がよく働いて心身ともにリラックスしてきます。こうして自律神経のバランスが保たれるとガン細胞やウィルスなど異物細胞や病原菌を攻撃してやっつけるNK細胞やT細胞などの働きが活発になり、免疫力が高まります。

 昼間戸外で明るい光を浴びると、脳内でセロトニンやドーパミンなどの快感ホルモンの分泌が促され、快い眠りへと導いてくれます。また就寝前に、入浴などで体温を上げておくと、就寝後に体温が下がって、スーッと良い眠りに落ちていくことができます。(「自然治癒力を高める連続講座9」石原結實先生の「免疫力が高い人の生活習慣」より)

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