クリニック通信2006年5月号 〜

生活習慣記録機"Lifecorder EX"を導入しました

 本機には加速度センサが搭載されており、デスクワークからウォーキング、ジョギングまで運動強度を判定することができます。そしてクリニックのパソコンを介して、あなたの生活(身体活動)パターンや、消費カロリーの日別推移グラフなど多彩なレポートを出力し、生活習慣改善のアドバイス資料としてお渡しします。

 すでに貸し出し運用中ですが、しばらくは生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満など)治療中の方を優先します。

動脈硬化&動脈閉塞を評価してみましょう!

高血圧、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症など閉塞性動脈硬化症を起こしやすい病気で治療中の方は、概ね半年毎に動脈硬化度ならびに動脈閉塞度をチェックしております。「えっ、そんなの聞いてないよ!」という皆さん、申し訳ございませんでした。ぜひご一報ください。

第一回都筑区医師会市民医学講演会のお知らせ

 都筑区医師会では今年から新しい試みを行うことになりました。クリニックにもパンフレットを設置しておりますが下記予定で講演会が開催されます。都筑区医師会の話術達者なエキスパートによる講演です。ぜひご参加ください。

日時;5月27日(土)午後1時〜4時(会場は12時)

 場所;都筑公会堂(都筑区総合庁舎内)

演題1(13:00〜14:00)

「気管支喘息の効果的な予防と治療」

  昭和大学横浜市北部病院呼吸器センター教授 中島宏昭先生

演題2(14:00〜15:00)

「腎臓と糖尿病」

  センター北 伊藤内科院長 伊藤正吾先生 

演題3(15:00〜16:00)

「寝たきりにならないために・・・骨粗鬆症

   仲町台さいとう整形外科院長 斎藤清人先生

入場無料ですが事前申込が必要です!

お問合せ → 都筑区医師会宛<TEL:045-911-6677>

 〒224-0015

   横浜市都筑区牛久保西1-23-4

  社団法人横浜市都筑医療センター

往復はがきに「医師会講演参加希望」と明記し、住所、氏名、年令、電話番号を併記し都筑区医師会事務局まで郵送で申し込んで下さい(1人1枚必要です)。

ジェネリック医薬品

 総額31兆円に上る国民医療費のうち、約6兆円を占める薬剤費・・・。新薬(先発医薬品)の特許が切れた後に市場に出てくるのがジェネリック医薬品(後発医薬品)です。先月あたりから大々的にテレビCMがながされておりますが、結構インパクトがありますね。まるで大手の製薬会社のごとき印象を与えますが・・・。

 さて後発品の成分は先発品と全く同じ(はず)ですが、臨床試験を大幅に省略できるために研究開発費が少なくて済み、価格を低く抑えることができます。またもっと効率のよい製造方法に変える事や、味や大きさ、含有量、飲みやすさを工夫するなど、新薬をより使いやすいように改良する事も出来ます。こうした利点から、米国や英国、ドイツでは、後発品のシェアがいずれも5割前後に達しているそうです。しかし日本では、後発品の品質に対する不安が根強いこと、後発品メーカーが十分な情報提供体制をしいていないこと、薬剤の安定供給の面で問題のある企業が存在したことなどから、なかなか使用が広がらないのが実情でした。

 これに業を煮やした厚生労働省は、先月の診療報酬改訂の際、処方箋形式を修正しジェネリック医薬品を処方しやすいようにしました。ただしその分調剤薬局さんへの負担が大きくなってしまったのではないでしょうか?

 何せ医薬品の種類は成分だけでもおよそ3000種類弱あり、その中でも同じ成分の含有量の違う製品、内服薬や外用薬といった剤形の違いなどの種類があるので、それらをすべてあわせると10000品目以上と、とても全てを把握(取りそろえる)できるものではありません。

 実際に処方する立場からすると最大の問題点は、「ジェネリック医薬品は本当に先発医薬品と同等の効果をもたらしてくれるのか」ということです。これについては、ネガティブ(否定的)なデータも早速出されており、今後も注意深く見守っていく必要があると考えております。何でもかんでもジェネリック医薬品、にするつもりは私はありませんので、ご了承ください。

予防接種情報

☆麻疹(はしか)と風疹

 麻疹と風疹の予防接種をまだ受けていないお子さんは、来年3月31日までは公費で接種できます。

 また麻疹と風疹の両方ともまだ受けていない場合は、MR混合ワクチンを接種することも可能です。

☆日本脳炎

 日本脳炎の予防接種は、現在のところワクチンの安全性から、積極的接種を推奨しておりません。ただし、日本脳炎の流行が懸念される地域(東南アジアなど)へ長期滞在予定の場合はお子さんだけでなく大人の方も接種しておくことをお勧めします。

学校において予防すべき伝染病の種類及び出席停止の期間

☆ 現在流行中の疾患について

 おたふく;耳下腺の腫脹が消失するまで

 溶連菌感染症;抗生剤治療開始後24時間を経て全身状態がよければ登校可能です。

 伝染性紅斑(リンゴ病);発疹が出てしまえば感染力はありません。

☆ これから流行する疾患について

 手足口病;発熱期、口腔内炎症のため食べることができない間

 ヘルパンギーナ;同上

 咽頭結膜熱;主要症状が消退した後2日を経過するまで

 流行性角結膜炎;診察により伝染の恐れがないと認められるまでは出席停止

 水いぼ;出席停止の必要はありません。

 伝染性膿痂疹(とびひ);出席停止の必要はありません。

☆ 覚えておきましょう

 水ぼうそう;すべての発疹が痂皮化するまで

 百日咳;特有の咳が消失するまで

 麻疹;解熱した後3日を経過するまで

 風疹;発疹が消失するまで

 インフルエンザ;解熱した後2日を経過するまで

 結核;伝染のおそれがなくなるまで

 頭ジラミ;出席停止の必要はありません

新谷弘実先生著『病気にならない生き方』より

 ちょっと新谷先生、TVにですぎでは!?(もっとも私は見る暇がないのですが・・・) 基本的に私のスタンスの一つに、「テレビに出すぎている医者は信用できない」というのがあります。それはおいといて、世界で初めて内視鏡的大腸ポリープ切除を成功、これまでに約35万人以上の胃腸を診てきた先生のインプレッションは参考にすべきでしょう。

『健康な人の胃腸は美しく、不健康な人の胃腸は美しくない』

『長生きは食歴と生活習慣しだいである。よい食事とよい生活習慣を心がけよう』

『健康で長生きするためには、外から聞こえてくる声に翻弄されるのではなく、自分の体の中から聞こえてくる声にもっと耳を傾けよう』

・ カテキンには、殺菌効果や抗酸化作用があるが、カテキンによりDNAが損傷する。お茶を常飲していると、萎縮性胃炎になりやすい

・ 牛乳ほど消化の悪い食物はない。牛乳を飲むと骨粗鬆症が進行する。またヨーグルトを常食していると腸相が悪くなる。

・ 肉食不要!肉食は老化を早める。

・ 胃薬による胃酸分泌抑制にて消化不良、ミネラル吸収障害、腸内細菌叢のアンバランス(悪玉菌過剰)が起きる。

・ 夕食は寝る4〜5時間前には終え、寝るときには胃を空っぽにしておくこと。

・ 効果が早く表れる薬ほど毒性も強い!

・ マーガリンは食べるな!

・ 日本人に油を使った料理は適さない。

・ 白米は死んでいる。主食には玄米など未精製穀物を!

・ 毎日、自分のペースで3〜4km歩きましょう!

・ 暇さえあれば、目をつぶって深呼吸を!

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