クリニック通信2006年1月号 〜

◆ 謹賀新年 〜 2006年もどうぞよろしくお願いします 〜

 今年の大目標 『いきいきと生きるために、みんなの“元気”を高める』

 今年のキーワード 『アンチエイジング』『自律神経のバランス』『気(エネルギー)』

◆ インフルエンザ情報 〜 これからが本番です 〜

 2005年末はクリニックでインフルエンザを検出しませんでしたが、28日の休日診療でA型インフルエンザに遭遇してしまいました(;_;) 12月はいつになく寒さが厳しく、12月中に第1回目の流行があるかと心配しておりましたが、杞憂に終わり良かったです。でも巷では流行期宣言が出ておりましたけど・・・。

 さ〜て、今冬のインフルエンザ予防接種の効果はいかに!?

 インフルエンザはこれからが本番です。無理をせず、十分な休養をとって、体力・免疫力を温存しましょう。そして手洗い、うがい、マスクの励行、室内の加湿などを心がけましょう。

◆ 細気管支炎

 細気管支炎の原因としては、RSウィルスによるものが多く、その他パラインフルエンザウィルスやインフルエンザウィルスなどでおこることもあります。
 2歳以下に好発し、小さいほど重症になりやすくなります。RSウィルスは冬から春にかけてピークがあります。

 細気管支炎の症状は5日前後の潜伏期間の後、鼻汁、咳嗽などの風邪症状が2〜3日続き、やがてゼイゼイしてきて、呼吸の回数も増え、陥没呼吸(肋骨の間などが呼吸のたびに引っ込む努力呼吸)、チアノーゼなどの呼吸困難の症状を呈してきます。重症化しなければ数日で回復しますが、3か月未満の乳児や基礎疾患(先天性心疾患や新生児慢性肺疾患など)のある児では重症化し、時には致死的となることがあります。

 細気管支炎は通常は1週間ほどでよくなります。早期に呼吸困難に陥るときには緊急の治療が必要です。

 細気管支炎に罹ったら、水分は多めに与えましょう。部屋もできるだけ湿度を上げておきましょう。

◆ 元旦の計は“ウェスト周囲径”の測定から!

日頃からちょっぴり肥満傾向の皆さま、“ウェスト周囲径”の測り初めをしましょう(^_=)

伸び縮みしない布かひもかあるいは紙をご用意ください。布製の巻き尺があればなお結構です。

ベルトの位置ではなく、“へその位置”でお腹周りを測定してみましょう。

さて、何CMでしたか?男性で85CM以上、女性で90CM以上の方は、おめでとうございます。クリニック受診の権利を獲得しました(^_^;)

該当者の皆さま、それでは血圧と空腹時の血液検査を行いましょう。

→ 血圧は130/85mmHg未満でしたか? yes / no

→ 中性脂肪は150mg/dl未満でしたか? あるいは、HDLコレステロールは40mg/dl以上でしたか? yes / no

→ 血糖値は110mg/dl未満でしたか? yes / no

総コレステロール値が220mg/dl以上の人、尿酸値が7mg/dl以上の人も要注意です。

以上、該当者の皆さま(noが多かった人)は、『メタボリック症候群』です。動脈硬化があると考えられます。お早めに動脈硬化測定を受けてください。

◆栄養相談日のお知らせ

 『メタボリック症候群』の皆さん、やはり食生活の改善と運動習慣を身につけることがぜひとも必要です。これら生活習慣の改善において、素人判断は危険かもしれません。ぜひ一度はプロの指導を受けてください。

→ 今月の管理栄養士による栄養相談は24日(火曜日)15時〜18時の予定です。

 これからの予定:2月14日(火曜日)、3月14日(火曜日)を予定しています。土曜日しか来院できない方は、お早めにご相談ください。2月以降の日程を調整します。

 生活習慣病・メタボリック症候群対策

 適切なサプリメントアドバイス

 ダイエット&ビューティ相談

 etc.

 以上、気になる方はご相談ください。

 費用(自費)は¥2,100(消費税込み)。

◆ 横浜市では、アスベスト相談はどこでできるの?

 新横浜の横浜労災病院(港北区小机町3211)では「アスベスト疾患ブロックセンター」を設置し、月曜から金曜日の午前9時から午後1時まで、電話 → 045ー474ー8003(直通)にて健康相談を受付中。健康診断は予約制です。 

 横浜市立大学附属病院(横浜市金沢区福浦3-9)では毎週火曜日、14時半からアスベスト外来あり。

 神奈川県立循環器呼吸器病センター(金沢区富岡東6丁目16番1号)でも毎週火曜日、13時からアスベスト外来を実施しています。

◆ スギ花粉症予測 〜 今年は軽め予報 (^_^) 〜

 春の花粉症の皆さんには朗報です。今年は平年の半分、昨年の約8分の1のスギ花粉量と予報されています。

 本格的なスギ花粉の飛散開始は2月10日過ぎの予想ですが、毎年1月頃から飛び始めます。症状のつらい人は、なるべく早めに、遅くとも1月下旬には抗アレルギー薬の内服を開始しましょう。

◆ 花粉症にトマトの力を借りましょう!

 トマトの果皮に多く含まれているポリフェノールの一種である「ナリンゲニンカルコン」という成分が、花粉症の原因である“ヒスタミン”の放出を抑え、症状を和らげてくれると言われております。ただし残念ながら、「ナリンゲニンカルコン」は普通に食べているトマトにはほとんど含まれていません。キッコーマンから発売されているサプリメントとして摂取することが可能です。やはり1月下旬から服用することがよいでしょう。

◆ 乾燥肌 (情報は協和醗酵)

 皮膚は外界からの刺激や異物をブロックするバリアの役割を果たしています。痒いからといって、皮膚をポリポリ掻きつづけると、皮膚の表面にキズがつき、バリア機能が失われてしまいます。すると、ちょっとした刺激にも敏感になり、異物も入りやすくなってしまいますので、さらに炎症が起きてしまい、いっそう痒みが強くなってしまうのです。これが痒み→掻破(皮膚を引っ掻く)の悪循環なのです。掻かないための対策について理解し、かゆみをコントロールすることが大切です。

 保湿剤は、1日に1回から2回、とくに入浴後には皮膚が乾燥してしまう前に塗りましょう。カサカサした部分に薄い皮膜でうるおいを与えるように、手のひらで全体に伸ばすように塗るのがコツです。すり込むようにこすって塗りこむのは、皮膚に刺激を与えますので、おすすめできません。

◆ プロペシア(主成分=フィナステリド)

 萬有製薬より男性の薄毛・脱毛に対する飲み薬が発売されました。貴男は興味ある!? (^_=)

 額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなっていきます。これが“男性型脱毛”の特徴です。40歳代の男性の30%が罹患するポピュラーな疾患であり、全国で1,260万人、気にしている人800万人と言われています。

 数年前から外用薬のリアップ(ミノキシジル)が利用されていましたが、先月よりプロペシア(フィナステリド)という内服薬が発売(保険適用外)され注目されています。

 難しいことを一つ;フィナステリドは?型5αーリダクターゼの特異的阻害剤で、テストステロンから5αージヒドロテストステロンへの活性化を阻害することにより、男性ホルモンの作用を抑制します。

 プロペシアを毎日1錠(1mg)を内服することにより、90%の症例で脱毛の進行を止め、65%で毛髪数の増加を認めるとの由。さあ、あなたはどうする!? 当院で取り扱うかどうかは現在検討中です。興味のある方はご連絡ください。

 注意 →  プロペシアの成分は、前立腺がん検査で測定されるPSA値を約50%低下させることが知られています。したがって、測定したPSA濃度を2倍した値を目安として評価しなければなりません。

 妊娠中の婦人が本剤を服用すると、男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあります。(←禁忌!)閉経後女性の男性型脱毛には無効です、念のため!

◆麻疹と風疹の予防接種が変わります!<継続中のお知らせ>

 来年(2006年)4月1日から「予防接種法施行令」が改正となり、麻疹および風疹の混合ワクチン(MRワクチン)の2回接種制度が導入されます。(ワクチンを2回接種することで、有効性が高まるとされています)

 第一期の予防接種は、「生後12ヶ月〜生後24ヶ月の乳幼児」

 第二期の予防接種は、「5歳以上7歳未満の小学校就学前1年間」

 なお、来年4月1日より前に、麻疹・風疹のいずれかを単独接種した場合、第二期の接種はできません。(自費にて2回目のMRワクチン接種は可能ですが、副反応が生じた際の公的補償はありません)

 横浜市では、来年4月1日以後は麻疹および風疹の単独ワクチン接種は、生後12ヶ月から90ヶ月までの者については、移行措置として1年間に限り無料で任意接種(任意の公費接種というらしいですが)することができる予定です。

 さて来年4月1日の時点で2歳未満の場合、選択枝が2つあります。

 1)現在推奨されているとおり、1歳になったら即刻、麻疹の予防接種を打ち、後日風疹の予防接種を受ける。この場合、公費接種は1回のみです。

 2)来年4月1日以後まで待ち、かつ2歳になるまでに、MRワクチンを受ける。そして小学校入学前に2回目の接種を受ける(合計2回の公費接種が受けられます)

 平成17年2月生まれ、あるいは3月生まれの対象者は来年4月からのMRワクチン接種が推奨されております。それ以前に1歳の誕生日がやってくるお子さんについては、ケースバイケースとなりますので、一度ご相談ください。

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