クリニック通信2005年3月号 〜

☆子ども予防接種週間
 3月1日(火)〜3月7日(月)は『子ども予防接種週間』です。お子さんの予防接種を忘れていませんか?お母さん、今一度母子手帳をご確認ください。
 1歳になったら麻疹(はしか)の予防接種をお忘れなく!
 小学校に入学するまでに、三種混合(初期3回+追加)、日本脳炎(初期2回+追加)、そして風疹の予防接種もお忘れなく!
 当院では、診療時間内であれば、随時予防接種を受けることができます。母子手帳と無料接種券をお忘れなく!なお、無料接種券を紛失された場合は、都筑区役所で再交付してもらってください。

☆個人情報保護法
 皆さんは、4月から“個人情報保護法”が施行されることをご存知ですか?キャッシュカードやクレジットカードのスキミング被害だとか、顧客データの流出だとか、ニュースで見ない日はないといっても過言ではありませんよね。
 医療従事者の守秘義務は至極当然のことなのですが、患者さんが安心して医療を受けられるよう、今一度患者さんの情報の取り扱いを見直し、より個人情報の保護を徹底していく義務が我々医療提供者(従事者)に求められることとなります。
 細かい内容は院内掲示や配付文書あるいは、ホームページを通じてご案内を予定しております。

 現時点で一番問題となるだろうと考えているのは、皆さまへの電話での情報提供です。これまでは比較的気軽に対応しておりましたが、3月からはこの法律をふまえて、たとえ相手が“本人”と思われようとも、電話による検査結果の説明等はいっさいおこない(え)ません。また保険会社や職場、知人、友人、親戚はもとよりご家族、親族への患者さんの病状説明は、ご本人の同意がきちんと確認された上でないと、いっさい応じることができません。慣れるまではちょっと不便を感じるかもしれませんが、ご了承ください。

☆管理栄養士参上!
 果たして貴女のダイエット方法は正しいでしょうか?本当?その根拠は?
 果たして貴女の美容目的の食事療法やサプリメントの選択は正しいでしょうか?
 果たしてあの人がよいといっていたサプリメントは、本当に貴方に必要なのでしょうか?
 果たして今の食生活で生活習慣病が予防できるでしょうか?
 果たして今の食生活や生活習慣で生活習慣病を克服することができるでしょうか?
 「あれもダメ、これもダメ」、栄養指導ってどうせそんなものだとあきらめていませんか?
 
 なかなか指導したくてもできなかった、食事の栄養素やサプリメントの問題を解決するために、いよいよこの道のスペシャリストに来ていただけることになりました。

 生活習慣病の気になる貴方には『健康ナビゲーション』を、
 体の中からキレイになりたい貴女には『美ナビゲーション』を、
 そして、痩せたい貴女には『ダイエットナビゲーション』をご提供します。

 そしてライフスタイルを総合判定し、生活習慣の改善ポイント、栄養アドバイス、適切なサプリメントは何か、等々をたいへんわかりやすく説明していただけます。実際私も体験しましたが(隠れ肥満傾向っていわれちゃいました・・・)、ぜひ皆さんに一度は受けてもらいたい、受けて絶対に損はないと太鼓判を押しておきます。

 彼女は全国を飛び回っておりますので、なかなか自由にお呼びすることができません。当初は月1回ペースで来ていただけることになっております。第1回目は4月12日(火)に決定!1回おおよそ30分から45分の指導時間の予定です。あれこれサプリメントをいっぱい“食べている”貴女、etc、この機会に一度相談してみませんか?詳しくは受付まで(TEL:045-910-0933)


☆動脈硬化の測定が可能になりました。
 動脈は絶えず伸縮を繰り返し、全身に血液をくまなく送り届けてくれます。
 元気で働き者の動脈のおかげで、全身の臓器や細胞に栄養や酸素が常に届けられ、私たちが毎日元気で生活できるのです。
 しかし、動脈も年齢とともに老いるもの。しのびよる動脈硬化・・・。さらに高血圧、喫煙、高脂血症、糖尿病といった生活習慣が拍車をかけて・・・。動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳梗塞、閉塞性動脈硬化症など、全身の血管がつまり、命にかかわる病気をまねきかねません。

 ところで貴方の動脈は大丈夫?心配ない?本当に!?

 最近の技術的進歩により、動脈硬化の状態や進行度を機械で測定することが可能となりました。
  血管の硬さを測る:PWV値(脈波伝播速度):大動脈が始まる部分から大腿動脈までの間を心臓の拍動が伝わる速度を測ります。血管が硬いほど、速度が早くなります。
  血管の目詰まり具合を測る:ABI値(上腕と足首の血圧比):足首と上腕の血圧を同時測定することで、血管の狭窄の程度がわかります。足の動脈が詰まっていたりすると、この数値が低くなります。

 1回の測定時間はおおよそ10分、一度測っておくと安心ですね(*^_^*)


☆爪白癬(みずむし)の新しい治療方法
 爪にできてしまった白癬(みずむし)さんは、なかなか手強いものです。塗り薬は効かないので、飲み薬を服薬することになるのですが、毎日6ヶ月真面目に内服するのは根気がいりますよね!それでも治れば救われるのですが・・・。
 そこで最近、新しい爪白癬(みずむし)の治療方法が推奨されています。それは、“3サイクルパルス療法”というのですが、イトリゾール(50mgカプセル)というお薬を1回に4カプセル、1日2回(合計400mg)を連続1週間服薬して、それから3週間はお休み(休薬)というサイクルを合計3回(つまり3ヶ月間)行うという治療方法です。都合21日間お薬を服薬するだけで、白癬(みずむし)菌の活動を治療開始後1年間にわたって抑える(除菌する)ことができます。飲み終わった直後は効果が乏しいようでも、半年後あるいは1年後にはきれいな爪が期待できるようです。
 主な副作用は肝機能異常、胃腸障害、そして発疹です。定期的な血液検査は必要(治療中は1ヶ月毎、服薬終了後念のため3ヶ月後)ですが、他に自覚症状に注意していけば、特に大きな問題はないようです。
 他の慢性疾患で、ずっとお薬をのんでいる方にはあまりお勧めしませんが、そうでない人で爪白癬(みずむし)に悩んでいる人は、チャレンジしてみませんか!?

☆花粉症
 2月23日、春一番吹く!
 3月中旬にスギ花粉ピークの予想、その後のヒノキ花粉飛散量も多そう。
 花粉症族の皆さん、GWまでともに頑張り(戦い)ましょう。
 先月の院内報で、花粉症の予防対策をふれましたが、マスク、ゴーグル、帽子・・・、備えは万全ですか!?
 
 代表的な抗アレルギー薬について
  オノン(ロイコトリエン拮抗薬)カプセル/ドライシロップは鼻閉に定評あり。
  バイナス(トロンボキサンA2拮抗薬)錠も同じく鼻閉に!

  基本はヒスタミンH1拮抗薬といわれるものです。
   アレジオン、エバステル、ジルテック、クラリチンは1日1回服薬タイプです。
   アレグラは1日2回服薬タイプですが、眠くならないことで定評あり。
   その他相性により、ザジテン、セルテクト、ゼスラン、タリオン、レミカット、アレロックを、いずれも1日2回服薬タイプです。

☆最新医療:ガンマナイフって何?
 脳の深部や重要な機能を担う部分に病気が発生した場合、脳神経外科技術が進歩した現在においても安全な摘出術が難しく、高い確率で手術による重い合併症が予想されます。患者さんの側からすれば、脳の中の重要な場所に病気が見つかった場合、頭を切らずに安全に治す方法はないものか誰しも願うことだと思います。ガンマナイフはそのような希望に応えてスウェーデンで開発された、特殊な放射線治療の装置です。

 ガンマナイフ本体には201個のコバルト60の線源が半球状に配置されており、患者の頭部に装着されたコリメータヘルメットの201個の穴を通して、コバルト60から発生するガンマ線が病巣部に集中照射されます。照射時に貫通する頭皮、骨、脳、血管、神経への影響は少なく、照射を受けた病巣のみが徐々に凝固・壊死します。
  更に、照射の誤差は±0.5mmと高精度であるため、重要な組織が密集している頭蓋内でも正常な組織にほとんど影響を与えずに治療することができます。そのため、病巣が脳の深い位置にあって全摘出が難しい場合や、既に開頭手術を行って、まだ病巣が残っている場合にも適しています。

 ガンマナイフは従来の外科療法では不可能と考えられてきた脳深部の小腫瘍や動静脈奇形の治療に効果を発揮しています。また外科治療で切除されなかった病巣または再発した病巣の治療にその役割を果たしています。非侵襲性治療ですから、外科治療に耐えられない小児の患者さんや年配の患者さんにも適しています。

ガンマナイフで治療可能な疾患の目安
・脳動静脈奇形(AVM):手術で安全に摘出することが困難で直径3cm以下のもの
・髄膜腫、下垂体腺腫などの良性腫瘍のうち、
 (1)手術による合併症の危険性が高い部位に発生したか、あるいは
 (2)手術をしても安全に全摘出できずに残存したもの
・転移性脳腫瘍:直径3cm以下の病変が4つ程度までのもの
・三叉神経痛:全身麻酔の危険性が高い場合や、神経血管減圧術が無効であったものや術後に再発したもの

ガンマナイフ治療を受けることができる医療機関(横浜近郊のみ)
 横浜労災病院、茅ヶ崎徳洲会総合病院、東京大学医学部附属病院
 東京女子医科大学病院、NTT東日本関東病院、野猿峠脳神経外科病院
 葛西循環器脳神経外科病院、さいたまガンマナイフセンター

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