クリニック通信2005年2月号 〜

横浜市健康診査
 1月より40歳〜64歳の診査料(胸部レントゲン・心電図・血液・尿検査含む)が一律¥1,200となりました。当院では原則午前8時30分からの予約検査ですが、都合がつかない方には診療時間内に随時実施しておりますが、多少お待ちいただくことになるかもしれません。ご了承ください。

フィブリノーゲン製剤を投与された可能性のある方へ
 平成6年以前に公表医療機関で治療を受け、下記(1)〜(5)に該当された方は注意(確認)が必要です。
 (1)妊娠中又は出産時に大量の出血をされた方。
 (2)大量に出血するような手術を受けた方。
 (3)食道静脈瘤の破裂、消化器系疾患、外傷などにより大量の出血をされた方。
 (4)がん、白血病、肝疾患などの病気で「血が止まりにくい」と指摘を受けた方。
 (5)特殊な腎結石・胆石除去(結石をフィブリン塊に包埋して取り除く方法)、気胸での胸膜接着、腱・ 骨折片などの接着、血が止まりにくい部分の止血などの治療を受けた方

 お問い合わせは、横浜市衛生局感染症・難病対策課(045-671-4040)まで
 なお、C型肝炎検査に関する問合せは、都筑区福祉保健センター健康づくり係(045-948-2350)まで

インフルエンザ情報
 1月下旬よりインフルエンザ(A型ならびにB型)罹患者が急に増えました。ご注意ください。
 インフルエンザの主症状は、『急激な悪寒、筋肉・関節痛、頭痛、発熱』です。疑わしい場合はインフルエンザの迅速検査を受けて、治療方針を決めましょう。

<花粉症>
 2月、いよいよスギ花粉症の季節がやってまいりました!!花粉症の患者数はおよそ1,200万人とも2,000万人ともいわれ、いまや国民病といっても過言ではありませんよね!今年の花粉飛散量は“悲惨”らしい!?
 さて花粉症とは、体に入ったアレルゲン(花粉)を退治しようとして体の免疫システムが過剰に反応してしまうアレルギー症状の一種です。その際に放出されるヒスタミンなどの物質が、鼻水や涙目などの炎症反応を引き起こします。
 花粉が飛びやすい日の気象条件は、晴れて気温が高い日&空気が乾燥していて、風の強い日です。特に前日が雨で、このような気象条件がそろうと二日分まとめて花粉が飛ぶため、非常に多くなります。

花粉症予防対策のまとめ(インターネットで見つけた情報をまとめてみました。参考にしてみましょう。)

●髪の毛は花粉の「溜まり場」と化すので、長い場合は縛る。短い人も、できればつば付きの帽子をかぶる。できるだけ花粉がつきにくい、つるつるした素材を選ぶ。家に入る前には、帽子の花粉をしっかり落とす。外出後は、なるべく早く洗髪しよう。

●メガネ(サングラス)などを着用。花粉症用のゴーグルタイプや、サイドにカバーのついたものにすると、花粉との接触を激減できる。

●マスクは、市販の通常のものでは花粉を通してしまうので、できれば花粉症用マスクを使用。使ったら必ず、洗ったり、はたいたりする。花粉を落とさないまま、再び使っては意味がない。しかも「コレ、高かったから…」といって、長期間使い続けない。マスクの効果をアップさせるには、中に湿らせたガーゼをはさむと良い。

●飛散時には、できるだけ外出せず、花粉が皮膚につくのを防ぐ。出かけるときも、「ナマ足」などの露出は避けよう!洋服も、毛羽だったものより、化学繊維や綿で表面がツルっとしたものを!静電気防止スプレーをするのも有効。

●原則的に身体を温めてくれるものを食べる。穀類・豆類(もち米・とうもろこし・みそ・豆腐)、芋類(ジャガイモ・さつまいも)、野菜類(ダイコン・ニンジン・タマネギ・カボチャ)、果物類(栗・ナツメ・レイシ)など。

●アレルギーを抑えるαリノレン酸が含まれる野菜や海草類を多く摂る。シソが良いとされるのは、このαリノレン酸が多く含まれるためでもある。

●青魚に含まれるEPA(エリコサペンタエンサン)は、免疫のはたらきを正常化してくれるので、アジ・イワシなどを食べる。

●ジュース類などのペットボトル系飲料は、身体を冷やすので、なるべく避ける。飲むならお茶を。

●花粉を家に持ち込まないよう、家族全員で協力していこう!家に入る前、玄関の外で洋服・髪などをよく払い、花粉を落とす。眼には見えないが、必ず花粉はついている。

●洗濯物や布団は、よく叩き、掃除機もかけると良い。特に朝9時から午後3時が、花粉飛散の多い時間帯なので、そのときはなるべく、外に干さない。

●おウチの中をクリーンに!こまめに掃除。できればじゅうたんを取り除きフローリングに。床掃除は、花粉を舞いあげる掃除機よりも、濡れ雑巾の方が理想的。掃除機を使うときには、ホースをつけ足して長くし、本体は外に出しながら使う。風の強い日は、窓を開けない。空気清浄器も活躍させる。


生活編(上と重複する部分もありますが)
★ペットを飼っている人:ペットの毛は花粉の温床になります。いくら飼い主が完全防備をしていても、外に連れ出した花粉まみれのペットを室内に入れたのでは効果なし!散歩をさせる場合には花粉の飛散量の少ない早朝を選び、風邪の強い日や湿度の低い日には控えるようにしましょう。また、家に入れる前には毛をブラッシングして花粉をしっかり払うのがよいでしょう。

★空気清浄機を設置するなら、顔の高さに空気清浄機を置いておくことで、花粉症の吸い込みや付着がカットできるのでは?また、ベッドルームに置く場合には、部屋の片隅に置いておくよりもふとんのそばに置きましょう。

★掃除の極意:掃除機をかけたあとは、必ず水ぶきを!また、布製のソファや座布団には必ずカバーをかけ、こまめに洗濯をして取り替えること。もちろん、カバーを取り外したら掃除機でていねいに吸い取ることも忘れずに。また掃除機をかけるときには、目立つ所だけでなく、部屋の隅やベッドの下、棚の上や下など、ホコリがたまりそうな所もくまなく吸い取っておきましょう。

食事で気をつけること
◇高たんぱく質食品のアレルギー体質への影響
 肉、卵、魚卵などの高たんぱく質食品を食べ過ぎると消化酵素の分泌が追いつかず、十分アミノ酸に分解できずに腸で吸収されてしまうことがあります。分解が不十分なままに吸収されると、体は"異物"とみなして抗体が増え、アレルギーを引き起こす要因となることも考えられますので、動物性蛋白の摂り過ぎには注意しましょう。

◇刺激物・アルコール・たばこのアレルギー体質への影響
 香辛料をたっぷり使った激辛食品やアルコールなどの刺激物は、鼻の粘膜の毛細血管を広げてうっ血や充血を引き起こしやすくします。その結果、鼻づまりがひどくなることもあるので、食べ過ぎには注意しましょう。また、たばこの煙に含まれる有害物質も鼻の粘膜を刺激し、花粉症の症状を悪化させてしまいます。自分だけではなく、周囲の人のためにもぜひ禁煙を心がけましょう。

利用してみましょう
☆バラの花エキス
 バラの花びらから抽出したエキスは、すぐれた抗アレルギー作用があることで知られています。花粉症だけではなく、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などにも効果的でしょう。
☆プロポリス
 ミツバチが集めた樹液と、ミツバチの唾液が混ざり合ったヤニ状の成分です。ヒスタミンの過剰放出を抑えて花粉症の症状を抑える効果があります。また、殺菌作用のほか、抗酸化作用、抗ウイルス作用など幅広い効用も期待されています。
☆甜茶
 バラ科の甜茶に含まれる甜茶ポリフェノールは、ヒスタミンの放出を抑えて花粉症の症状の緩和に役立つとされています。花粉症のみならず、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状にも有効です。
☆紫蘇(シソ)
 赤ジソの葉に含まれるロスマリン酸は、花粉やほこりによるつらいムズムズをケア。また、葉や実に多く含まれるルテオリンは、現在知られている4,000種ものポリフェノールの中で最も吸収されやすく、すぐれたパワーをもつとされています。

●ユーカリ、ペパーミント
心理作用と抗菌作用がある。
マスクの中のガーセに1〜2滴たらしての装着すると、鼻づまりなどの炎症が楽になる。
空気を浄化させるためには、アロマポットなど使用する。
●ラベンダー
生理作用と心理作用がある。
お風呂に数滴たらし、蒸気を吸い込みながら、ゆっくりと時間をかけて身体を温める。
●ローマンカモミール
心理作用がある。
マッサージオイルにまぜ、優しくマッサージ。ハーブティーとして飲むのも良い。

花粉症に効果のある漢方薬
小青竜湯(麻黄、桂枝、甘草、芍薬、半夏、乾姜、細辛、五味子)
 くしゃみ・鼻水の定番です。また薄い痰が止まらない咳あるいは気管支喘息にも著効します。
葛根湯加川きゅう辛夷(麻黄、葛根、桂枝、芍薬、生姜、大棗、甘草、川きゅう、辛夷)
 鼻づまりに良く効きます。慢性副鼻腔炎タイプの方にオススメです。
辛夷清肺湯(辛夷、枇杷葉、麦門冬、知母、百合、升麻、石膏、黄ごん、梔子)
 これも鼻づまり用ですが、特に鼻汁が咽喉の奥に流れてくる“後鼻漏”に良く効きます。

<節分といえば(大)豆>
 「豆を食べればマメになる」といわれて新年の健康を願う縁起物としていっぱい食べた黒豆。そして「鬼は外、福は内」、そう2月3日は節分ですね。元気よく鬼に豆をぶつけて、邪気をはらいましょう!ということで、今月は大豆の栄養成分について考えます。
 “畑の肉”といわれるほど栄養豊富な大豆ですが、その注目成分は“サポニン”、“レシチン”、“イソフラボン”、そして“ペプチド”です。
サポニン:不飽和脂肪酸が多い植物油に大豆サポニンを加えて加熱しても、過酸化脂質の上昇がほとんど見られなかったことから、大豆サポニンは人の体内でも脂質の過酸化を抑制し、代謝を促進すると考えられています。また、大豆サポニンは、腸から吸収されたブドウ糖が脂肪に変化することを抑制します。
レシチン:リン脂質の一種で、細胞膜などを形成する主要成分です。レシチンには脂を水と乳化させる働きがあるため、脂質代謝が活発化され、動脈硬化や高血圧の予防、肥満解消につながるとされています。 またレシチンは脳の栄養素とも呼ばれ、記憶力向上や痴呆症予防にも効果があるとされています。
イソフラボン:ポリフェノール化合物の一種で、大豆胚芽に多く含まれます。「植物由来のエストロゲン」と呼ばれ、体内で女性ホルモンのエストロゲンと同じ様な働きをするので、特に更年期の女性におすすめです。
 エストロゲンはカルシウムをコントロールする物質のひとつで、カルシウムが骨から過剰に溶け出すのを防ぎます。更年期になると、エストロゲンは減少し、カルシウムが失われ、骨粗鬆症になりやすくなります。イソフラボンは骨量が減るのを防ぐだけでなく、増やす働きもあり骨粗鬆症を防いでくれます。
 また抗酸化作用があるのでガンの予防にも役立ちます。特に、イソフラボン配糖体のゲニスチンという物質に、腫瘍の生命維持に必要な血管新生を抑える効果があり、それにより腫瘍の増殖を抑制することがわかってきました。
大豆ペプチド:大豆から抽出したタンパク質を酵素分解してできるペプチド。ペプチドとは、アミノ酸がいくつかつながった状態のものを指し、いわばタンパク質とアミノ酸の中間の状態をいいます。
アミノ酸単体で摂取するよりも、ペプチド=アミノ酸が数個つながった状態で摂取する方が、効率よくアミノ酸を吸収できるとして注目されています。
その中でも、大豆ペプチドには基礎代謝を高め、疲労回復や脳機能の向上などに効果があるとされ、注目を浴びている成分です。
おまけですが、黒豆には、“アントシアニン”が豊富です。
アントシアニン:抗酸化物質ポリフェノールの一種で、視神経の働きを支えているロドプシンという色素の再合成を促して、疲れ目を改善し、視力を向上させます。また、活性酸素の生成を抑制し、血液をきれいにする作用もあり、老化や生活習慣病の予防に役立つといわれています。最近の研究では、アントシアニンが血圧を上昇させる酵素の働きを阻害することが分かっており、血圧抑制効果が期待できます。

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 喫煙本数が多い人のこころの健康に注意することで、自殺を予防できる可能性もありそう??《喫煙本数はストレス度と比例??》

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