クリニック通信2003年1月号 〜

 あけましておめでとうございます。
 今年のお正月は楽しくすごせましたか?
 私目は一昨年そして去年は夜間休日診療などでゆっくりする暇もありませんでしたが、今年は久しぶりに故郷(坊ちゃんの古里、松山)でのんびり寝正月、道後温泉で・・・。来年はまた夜間診療に出動かなぁ〜!(鬼が笑う・・・)
 それでは新年もはりきってまいりましょう。
 2003年もどうぞ皆さま、よろしくお願いします。
 ところで年末は、例年にない寒さと乾燥の影響で風邪症候群や嘔吐下痢症が流行しました。インフルエンザもちらほら確認されておりましたが、今年はインフルエンザが流行る可能性あり!ご留意ください。

インフルエンザについて
 予防接種の2回目を完了されていない方は、なるべく早めに受けてください。
 いつもと違う風邪症状(突然の悪寒・高熱に頭痛・筋肉痛・腰痛など)の場合には早めに受診してください。発症後48時間以内であればウィルスに対する特効薬が有効ですが、早期に治療するほどご利益が大きいのでなるべく早めに!

嘔吐下痢症について 
 昨年末より流行が続いています。これからが嘔吐下痢症の本番です!これはロタウィルスやアデノウィルスによってひきおこされる、うつりやすい病気です。「さっきまで何ともなかったのに・・・!」突然吐き始め、続いて水のような下痢(レモン色〜白色)を生じます。熱も出ることがあります。数日から1週間で治りますが、よく吐くと脱水が心配だから飲ませるという方がいらっしゃいますが、それは間違いです!!「吐いたら飲むな」が鉄則です。1回吐いたら数時間嘔吐反射が続きますので、少なくとも4〜5時間は何も与えないことです。口ゆすぎも避けたほうがよいでしょう。吐き気止めの坐薬を1個挿入しておとなしく寝ていましょう。もし、咽喉が渇いてしょうがない場合には「五苓散」という漢方薬をお湯に溶かして少し冷やしてから(場合によっては甘く味付けしてから)少しずつ飲むことをお勧めします。これは初期には嘘のように効きますのでご相談ください。なお、脱水の危険性の高いお子さんには「五苓散」溶液をお尻から入れることも可能です(注腸療法)。もしこれで改善しない場合は、点滴もやむを得ないでしょう。
「吐いたら飲むな」「水分補給は少しずつゆっくりと増量」「うんちの硬さが食事の硬さ」を合言葉に胃腸炎をのりきりましょう。

免疫力を高める食生活5ヶ条
1.ビタミンE,A,C,βカロチンなどを多く含む食品をバランスよくとること
2.亜鉛、セレンなどのミネラルが不足しないようにすること
3.有用な乳酸菌など多糖を多く含む食品を十分とること
4.良質な蛋白質を必要十分にとること
5.脂肪をとりすぎないこと
6.食生活を楽しみ、ストレスのない生活を送ること

アスタキサンチンって何?
 アスタキサンチンは、赤橙色を呈するカロチノイドの一種で、主に海産物の筋肉や体表に多く含まれています。例えば鮭の魚肉の色(サーモンピンク)であり、サケの卵のイクラやスジコもアスタキサンチンの宝庫です。
 他には、鯛、キンメダイ、メバル、キンキといった魚の皮、あるいはエビ・カニなどの甲殻類の赤色(ボイル後)の身にもアスタキサンチンが豊富に含まれています。(赤身の魚といわれるマグロやカツオなどの赤色はミオグロビンによるもので、アスタキサンチンではありません。)
 アスタキサンチンの何がすごいかというと、その強力な抗酸化作用なのです。アスタキサンチンは、活性酸素の中でも特に毒性の強い「一重項酸素」の酸化反応と、体の組織を連鎖的に障害していく「過酸化脂質」の生成を抑える力が強力であることがわかっています。実験では、抗酸化作用の両横綱であるビタミンEの100倍以上、ベータカロチンの10倍以上の抑制効果とのことです。
 ではアスタキサンチンによって何が期待されるのでしょう。皆さんはLDLコレステロールってご存知ですか?よく悪玉コレステロールと表現されていますが、実はLDLコレステロール自体は、体の細胞膜や胆汁酸の原料となる重要な成分なのです。しかしこれが活性酸素によって酸化されると、血管壁にたまって動脈硬化を促進する元凶となります。アスタキサンチンにはこのLDLコレステロールの酸化を強力に阻止する働きが期待できます。
 活性酸素は、それ自体も血管壁を攻撃して傷つけ動脈硬化を誘発するのですが、アスタキサンチンの抗酸化力により、活性酸素の直接攻撃も防いでくれます。
 三大成人病の他に胃潰瘍(ピロリ菌殺菌のため大量の活性酸素発生)、冷え性(血行障害)、シミやしわ(紫外線により大量の活性酸素発生)などにもアスタキサンチンの効果が期待できます。
 あなたは風邪をひきやすくありませんか?毎月のように風邪にかかって受診していませんか?他の人は大丈夫なのに何故自分だけが・・・、なんて考えたことはありませんか?免疫力の低下の原因は多様ですが、ストレスと環境(電磁波等)が2大因子なのではないかと思います。細かい話は省略しますが、体の中に生じた大量の活性酸素により大事な免疫細胞が障害されて抵抗力がなくなっている現代人、元凶のストレス・環境要因の是正が重要なのは言うまでもないことですが、世の中そう簡単にはいきませんよね!それならば、強力な助っ人(抗酸化力=アスタキサンチン)を雇うのも一つの手ではないでしょうか!?
 アスタキサンチンの栄養補助食品である「アスタリール」について興味のある方は、ご連絡ください。

腹八分目
 適正摂取量をオーバーした食事量では、自ずと肥満を招いてしまいます。腹八分目の食事に心掛ける。現在どれだけの量が一番自分に適しているのか、適正摂取カロリーを知ること。料理を作る際の量、盛り付け、保存方法などをマスターすれば、今後ダイエットをしていくうえで食べ過ぎ防止の大切なポイントになるでしょう。
 腹八分目のコツは三つほどあります。
1.御飯、料理などを盛り付けるときは、普段より80%前後に控える。
2.必ず、お味噌汁、お吸い物をメニューに加える。
3.食事の量が足らなくなったら、低カロリーであるお吸い物、お茶などで調整する。
 それでも物足りない場合は、食べ方に原因がある場合が多いようです。良く噛んで20分以上をゆっくりと食事することで、脳の満腹中枢を刺激し、少ない食事量でも満腹感が得られます。

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