クリニック通信7月号 〜

『その食事では悪くなる!』:コーラとポテチが主食の人はいませんか〜?

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夏風邪について

 夏は、冬と比べて病気が少ないように思われますが、決して少なくはありません。夏カゼについてまとめてみましょう。
 エンテロウイルスによるものが多く、その代表に“ヘルパンギーナ”があります。これは高熱が持続して、喉の痛みが強く奥に斑点(水疱、潰瘍)ができるのが特徴です。咳などの風邪の症状はありませんが、口の中の痛みがひどくなると水分もとれなくなります。痛みの強い場合には脱水症になることもあるため、しみない冷たいものを中心に与えましょう。無理に食べさせることは禁物です。
 また“手足口病”も同じ仲間のウイルスによって起こります。手のひら足の裏と口の中の水疱と手足の発疹がでます。発熱の頻度は多くありませんが、やはり口の中が痛くなることもあります。
 もう一つお母さん達を心配させるものとして、熱がでて様々な発疹(ぶつぶつ)を伴う病気もあります。発疹は、突発性発疹、はしか、じんましん等様々です。経過は様々で、特有な病名が付かないため、“熱性発疹性疾患”と呼ばれています。また高熱、嘔吐、頭痛を伴う無菌性髄膜炎もこのウイルスによって起こります。症状が激しい場合は、要注意です。症状が強い場合には、早目に受診しましょう。
 ウイルスの種類が違いますが、“咽頭結膜熱”も夏に多くみられる病気の一つです。これはアデノウイルスによって起こり、発熱、咽頭炎、結膜炎が特徴です。
 またお腹にくるカゼといわれる下痢も比較的多く見られる症状の一つです。ウイルスによることが多いのですが、その他食習慣やいわゆる寝冷えも原因となります。もちろん食中毒に対する充分な注意が必要なのは言うまでもありません。
 夏は、生活が不規則になりがちです。病気を予防するためにも規則正しい生活を心掛けましょう!

夏の皮膚病について

 夏に多い皮膚の病気について、考えてみましょう。
 「あせも」は、汗をかき過ぎることによって皮膚の中に汗が溜まってしまうことが原因です。子供は大人と較べ汗をかきやすいことと汗を出す能力が不十分なことが原因で起こります。皮膚と同じ色の場合は痒みもありませんが、炎症を起こし赤くなったものは痒みが出てきます。大きくわけて白いあせもと赤いあせもがあるのです。汗を多くかく首の回り、わきの下、背中などに見られます。大事なのは予防とケアです。暑さを避けることはもちろんですが、皮膚を清潔にして汗をかいたらこまめにふき取る、洗い流すなどが必要です。軽いものはケアで治ってしまいますが、痒みや赤みが強いような場合には治療が必要となります。
 「とびひ」(伝染性膿痂疹)も夏に多く見られるものです。虫刺され、湿疹、あせもなどを掻きくずし、皮膚を守っているブドウ球菌が感染して、赤みや水疱ができます。掻くことによって、爪を介してあちこちに広がるため飛び火という名前が付きました。場所は特に限定されませんが、手が届くところに広がるのが一つの特徴です。軽いうちには軟膏で治ることもありますが、多くは抗生物質の内服が必要となります。大事なことは予防することです。湿疹やあせもは、スキンケアや治療しておくことが大切です。広がり始めたら、早めの治療を心掛けて下さい。子供同士ではうつる可能性があります。とびひの場所をガーゼなどで覆うことや裸同士で遊ばせないなどの注意も必要です。
 夏は汗をかいたり汚れがつきやすい季節です。汚れは石鹸などでしっかり落とし、汗をこまめにふき取ったり、行水などをして清潔を心掛けましょう。
 夏には他にも、発疹が出る病気があります。心配な場合は早めに診断を受けるようにしましょう。    

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