クリニック通信2001年4月号〜

・4月19日(木)開院1周年!
おかげさまで無事に開院1周年を迎えることができました。
ここ都筑区中川の地でゼロから出発することに期待とそれにもまして強い不安を抱いておりましたが、皆さまの暖かいご指導・ご声援にも助けられ、概ね順調あっという間に1年が過ぎました。感謝!感謝!です。
町医者2年生、これからも"ホームドクターのあり方”をテーマに日々研鑽いたしますので、アドバイス等よろしくお願いします。

・荏田小学校の学校医となりました。
4月より荏田小学校の学校医(内科系)を担当することとなりました。
今後、ツ反・BCG接種の補回実施に向けて準備しますので、受けられなかった生徒さん(他校も大丈夫です)はご連絡ください。

・予防接種は順調にお済みですか?
昨年末から今年にかけて都筑区ではおたふく風邪と水ぼうそうが流行しました。この2つは有料の予防接種ですが、小康状態のうちに予防接種をご検討ください。
また、そろそろ日本脳炎に備える時期となっております。母子手帳を今一度ご確認の上、早め早めに予防接種をご計画ください。   戻る   top page

クリニック通信2001年5月号〜

【医食同源:「抗酸化」について】
 日差しが強まるこれからの季節、肌のトラブルも増えます。強い紫外線を浴びると増えやすいシミやソバカスには、活性酸素が関与します。
 活性酸素は、肺から取り込まれた酸素が栄養素と反応し、エネルギーを生み出した後に生まれる酸化作用の激しい物質です。発生した後は酵素により消されますが、紫外線やある種の化学物質、酸素の欠乏状態、激しい運動などにより過剰に発生するといつまでも消えにくく、自らの細胞に害を与えます。
 消えにくい活性酸素は、自らの細胞を溶かしたり、 LDLコレステロールを酸化したりします。悪玉と呼ばれるLDLコレステロールは、酸化されなければ害を及ぼしにくいのですが、酸化により血管壁にこびりつき、動脈硬化を引き起こすなど悪玉の本領を発揮するので、過剰な活性酸素に備えた「抗酸化対策」は怠れません。
 抗酸化対策に有効なサプリメントにビタミンEなどがあります。ビタミンEは脂質の中に溶け込み、自らが酸化されることで脂質の酸化を防ぎ、ビタミンCにより正常に戻るので、ビタミンEとビタミンCを激しい運動などの開始5〜6時間前に飲めば、かなりの酸化予防が期待できることになります。
 ビタミンEを含む食品にはアーモンド、松の実、カボチャ、ホウレンソウ、胚芽、アボガド、コンフリー、パセリ、ラカンカ、大豆、紅花油、クロレラ、花粉などがあります。
 ビタミンCを含む食品には、トマト、パセリ、モロヘイヤ、コンフリー、イチゴ、レモン、オレンジ、アボガド、栗、柿、柿葉、熊笹、クコの実、松葉、緑茶、クロレラ、バンカ、蜂蜜、花粉などがあります。

ツボ一口メモ
【 曲 池 】(キョクチ)
─ どこにあるの?:ひじを曲げた時にできる大きなしわの端。(外側)
─ 何に効くの? :アトピーや蕁麻疹のような全身療法に欠かせないツボです。高血圧の人や発熱の解熱に効果があるので、痛みを感じるように指圧をしてみましょう。なお、お灸のほうが効果があります。

【 太 陽 】(タイヨウ)
─ どこにあるの?:眉毛の末端と目尻を直線で結んだ点から,親指1本分こめかみ側。
─ 何に効くの?:眼精疲労、小じわ、記憶力増進にも役立ちます!パソコンで目が疲れた時にぜひ押してみましょう!!   戻る   top page

クリニック通信2001年6月号〜

 うっとうしい梅雨入りとともに食中毒が心配される時期となりました。原因菌をまとめてみましたので、参考にしてください。

[病原性大腸菌]
 大腸菌は人の腸内、食品、河川水などの自然界に広く存在する。このうち、激しい下痢などの腸炎を起こすものを病原性大腸菌といっている。この菌で中毒を起こす場合、糞尿に由来することが多い。また、肉類、乳製品、水、貝類なども発生原因となることが多く、要注意である。大腸菌「O−157」はベロ毒素と呼ばれる強い毒素をつくる代表的な病原性大腸菌で、皮膚感染や空気感染はないが、経口感染による伝染性が強い。「感染者を隔離しない伝染病」に指定されている。非常に少ない菌数でも発病し、治癒しにくいのが特徴である。サルモネラ菌は100万個以上口から入らなければ発病しないが、O−157は100〜1000個で発病する。また、他の多くの食中毒菌も同じであるが、37℃付近で増殖速度が最も大きく、培地などの条件がそろえば20分で分裂し、倍々となる。潜伏期間は1〜14日(通常3〜8日)、症状は腹痛、水様性下痢で、出血性になることもある。回復に向かっていても溶血性尿毒症性症候群(HUS)を発症する危険性もあるので、完全回復するまで治療が必要となる。

[腸炎ビブリオ]
 この細菌による食中毒発生件数は日本で一番多く、食中毒原因菌の代表である。
  腸炎ビブリオは海水とほぼ同じ塩分(3%前後)の環境で発育増殖し、淡水では死滅する。熱や酸に対しても弱く5℃以下の低温では増殖しにくい。腐敗菌の一般細菌よりも増殖は早く、10分たらずで分裂し、理論上、至適条件下では、1個の腸炎ビブリオ菌が6時間後には、687億1,947万6,736個にも増殖する。
  腸炎ビブリオによる食中毒を起こしやすい食品として代表的なものに魚介類(潜伏期間は約16時間で胃の激痛とともに水様性の下痢があり、時には血便を見る。)がある。

[サルモネラ菌]
 近年特に増加傾向にあるのがこのサルモネラ菌による食中毒である。この細菌は、最適温度は37℃、最高温度44−47℃、最低温度は5.2℃で、冷蔵庫でも増殖が可能なので安心できない。
 家畜、鳥、ねこ、ねずみ、はえ、ごきぶり、ミドリガメ等の動物がよく保有しており、食肉や卵が汚染されやすい。人の手、糞尿からの汚染が多く、潜伏時間は約12時間〜24時間で、頭痛、発熱(38〜39℃)、腹痛、下痢、おう吐があり、風邪と間違えられることがある。
 中毒を起こしやすい食品は獣肉、鳥肉、未殺菌の卵製品、手作りケーキ、マヨネーズなどである。

[ブドウ球菌]
 この細菌は、手指の化のう傷、おでき、水虫のくずれ、にきびなどに、また、健康な人ののどや鼻の中にもかなりの確率で存在する。増殖する時にエンテロトキシンという毒素を産生する。この毒素は熱に強く(100℃、60分または120℃10分)、通常の加熱方法では分解しないので、加熱処理によっても危険性は変わらない。潜伏期間は1〜6時間で、激しいおう吐と腹痛、下痢がみられる。
 中毒を起こしやすい食品は卵加工品、ひき肉製品、乳製品、米飯食品、弁当など広範囲である。

[カンピロバクター]
 最近増加傾向にある食中毒菌で、酸素3〜15%の環境で増殖する。基本的には嫌気性で、酸素が十分あると死滅する。鶏肉の汚染度が比較的高い。犬、猫、ウシ、ブタなども感染源になりやすい。これらの便や汚水などから人にも感染する。腹痛、発熱を起こし、下痢を伴うこともある。肉、バーベキューなどが原因となることが多い。

[ボツリヌス菌]
 土壌に広く分布し、ボツリヌス菌の産生毒素によ
る中毒は死亡率が高く、毒素耳掻き1杯で1000人も死ぬほど強く、神経系の麻痺をともなうことが
特徴である。九州で発生した芥子レンコン中毒で多くの死者を出したことがある。菌自体は低温でも増殖する。菌は耐熱性をもち、殺菌は120℃、4分以上の加熱を必要とするが、毒素は熱に破壊されやすく、80℃、30分間の煮沸によって分解する。海産物、サンマのいずし、ハムなどで中毒例がある。偏性嫌気性菌(酸素のない状態でのみ増殖する)なので、殺菌不十分な真空パック、缶・瓶詰などは要注意である。

[エルシニア・エンテロコリチカ]
 下痢や嘔吐を特徴とするエルシニア症を引き起こす。豚肉の汚染が多く、乳製品、野菜、ペット類のイヌ、ネコなどが汚染源になることもある。0〜5℃でも増殖するので冷蔵でも長期間はおかない方がよい。右下腹部痛が特徴的である。   戻る top page    

クリニック通信2001年7月号〜

【夏風邪について】
(1)ヘルパンギーナ
 症状;突然の発熱ではじまり、38〜40℃の高熱が2〜3日続きます。咽喉の奥に小さな水ぶくれができて痛いので、食べられなくなります。ひどいときは水分も飲めなくなり、脱水症になることがあります。
 治療;熱や痛みをやわらげる薬を処方します。
 家庭;食べ物;口の中が痛いときは、かまずに飲み込めるものを与えます。プリン、ゼリー、アイスクリーム、さましたおじや、豆腐、グラタンなどがよいでしょう。
 水分;十分に水分をとるようにしましょう。オレンジジュースなどすっぱいものはしみます。牛乳や麦茶、みそ汁、ポタージュスープなどがよいでしょう。
 入浴;高い熱があるときや元気がないとき以外は、がまんする必要はありません。
 登園・登校;熱が下がって口の痛みがなくなり、食べられるようになったら行っても構いません。

(2)手足口病
 症状;潜伏期1週間未満、手・足・口の中に小さな水ぶくれができます。お尻や肘、膝などにもみられることがあります。発疹と同時に発熱のみられることもありますが、1〜2日で下がるのが普通です。咽喉や口の中が痛くて水分がとれなくなり、脱水症になることがありますので注意が必要です。
 治療;熱や痛みをやわらげる薬を処方します。
 家庭;発疹は1週間程度で消えますので放置して構いません。熱がなく元気なら入浴もかまいません。口の中を痛がるときには、のどごしが良くてしみないものを少しずつ頻回にとらせるようにしましょう。
 登園・登校;手足口病は咽頭からは1〜2週間、糞便からは3〜5週間にわたってウィルスを排泄することが知られており、感染防御を目的に登園・登校を制限することは行われておりません。ただし、この期間は小さな子のいるところには連れていかないようにしましょう。

(3)咽頭結膜熱(プール熱)
 症状;39〜40℃の高熱が4〜5日続き、咽喉の痛みが強く、眼も赤くなります。さらに頭痛、吐き気、腹痛、下痢を伴うこともあります。
 治療;熱や痛みをやわらげる薬を処方します。
 家庭;高熱が続きますが、なるべく解熱剤を使わず、涼しい部屋で寝かせてください。食事・水分・入浴については(1)(2)と同じです。
 登園・登校;熱がさがって咽喉の痛みがなくなるまで、5〜7日ほど休ませましょう。

【医食同源;夏の養生】
一日中冷房の中、そしてアイスドリンクにサラダ・冷めんで食事終わり、などということはないでしょうか?冷たいものは消化吸収能力を低下させ、さらに水分代謝能力が低下し、体内に余分な水分がたまったままとなります。これが夏バテの原因です。
(1)汗を十分にかきましょう!水分の代謝異常がアレルギー性鼻炎や皮膚炎、喘息などに関係していると考えられています。
(2)運動や入浴でいくら汗をかいたからといって、冷たいものを一気飲みしないように!
(3)メニューになるべく温かい食物を取り入れましょう!例えば、にら・長ねぎ・タマネギ・ニンニク・カボチャなど。
 また、冷めんに焼豚や牛肉などを添えてタンパク質や脂肪摂取を心がけエネルギー不足(夏バテ)にならないようにね!   戻る   top page

クリニック通信2001年8月号〜

【人間の体の謎】
Q.肝臓はなぜ沈黙の臓器といわれるのですか?
A.重さ1.0〜1.5Kg、体の中で最も重い臓器で、(1)腸から吸収された栄養素を、体内で使用可能な形にして保存する。(2)体に害を与える毒をすべて分解し、無害なものに変える。(3)古くなった赤血球を分解し、胆汁の主成分を合成し、またこの時できた鉄を新しい赤血球の材料とする。(4)肝臓自身の細胞を再生する。以上の主な4つの仕事を含めて肝臓は500くらいの重要な作業を24時間休むことなく、私たちの生命を維持するために働き続けています。どんな状態になっても悲鳴をあげず、肝臓自体が死ぬまで黙々と働き続けます。文字どおり「肝のすわった臓器」であり、それゆえ沈黙の臓器といわれています。タバコを吸うとき、酒を飲むとき、この肝臓の機能を思い浮かべてください。吸い過ぎや飲み過ぎを避けることが沈黙の臓器への思いやりであり、貴方の健康を守ることとなります!

【皮膚科一口メモ;日焼け】
さあ夏休み!海に山に、皆さんはどこですごされる予定ですか?そこで気になるのが「日焼け」です。過剰な日焼けはシミの原因になりますので、あとの処置を考えるよりサンスクリーン剤など日焼け止めを使って、急激な日焼けを防ぐようにしましょう。また普通なら異常を起こさない程度の直射日光でも皮膚にトラブルを発生させることがあります。"光線過敏症”と呼ばれますが、ある物質が日光の直射を受けることによりアレルギー反応を引き起こす物質に変わるのが原因です。特徴は、日光を浴びた部分だけに炎症や発疹ができます。いずれも基本的な予防法は、直射日光を避けることです。自分の皮膚の性質に見合ったバランスよい日光浴をすると同時に、年齢を重ねるとともに皮膚の直射日光に対する感受性も変化することを承知しておきましょう。

【小児科一口メモ;夏休みの過ごし方】
長くて楽しい夏休みもたけなわ、暑いからといって、冷たい飲み物をガブガブ飲み、エアコンの利いた部屋でダラダラ過ごしていませんか!?冷や麦やそうめんばかり食べていませんか?これでは「元気」が補給できません。この季節こそ、タンパク質や脂肪を積極的に摂りましょう。例えば、焼豚入りの冷やし中華や牛肉のスープなどは、夏バテ予防にぴったりのメニューです。また、「元気」を養うために、睡眠も十分とってください。また外で元気に遊んだり、スポーツをすることは、たいへん好ましいことですが、炎天下では汗や不感蒸泄で大量の体液(津液)を失うことを念頭に、休憩と水分補給をうまく行いましょう。
 「夏太り」する子はいませんか?汗をかかないで冷たいものを摂りすぎていると、消化吸収や水分代謝が悪くなり、水太りになります。出来るだけ温野菜や温かいものを摂るように心がけましょう!   戻る   top page

クリニック通信2001年9月号〜

【超音波検査器械の導入について】
 おまたせしました!
 いよいよ我がクリニックでも超音波検査が可能となりました。これまで検査ができないで、ご迷惑をおかけしておりましたが、これからは他院に紹介しなくても、心エコーも腹部エコーもさらに甲状腺エコーもリアルタイムに評価出来るようになります。
・下記の方は心エコーの適応があります。
 健診で心電図異常を指摘された。
 高血圧がなかなかコントロール出来ない。
 心雑音を指摘された。
 胸痛・動悸・不整脈など心臓由来を疑われる症状のある時。
・下記の方は腹部エコーの適応があります。
 健診で肝機能異常や腎機能異常を指摘された。
 お腹の痛みがとれない。
 以上、お心当たりのある方はご相談ください。なお、時間が許せば同日診療中に検査可能であり、対応していこうと考えておりますが(緊急時は当然随時実施予定です)、腹部エコーに関しては食事抜きで検査するのが望ましいので、後日朝8時30分からの予約検査を前提としております。心エコーも時間的余裕を持つ意味で14時30分からの予約検査をお勧めしております。
ご了承ください。

【人間の体の謎】
Q.「1日1万歩歩きましょう!」と健診の後言われますが、何故1万歩なのでしょう?
A.一時的に激しい運動をするより、継続的にウォーキングを楽しんだほうが健康に良い、ということはもう周知のことだと思います。ではなぜ1万歩かというと、一日の平均カロリー摂取量=2,200キロカロリー、そのうち本当に身体が必要としているのは1,300キロカロリー(基礎代謝量)、日常生活で消費されるカロリー=500キロカロリーということで、余った400キロカロリーを消費するために必要なのが、1日1万歩くらいと計算されるわけです。もちろん摂取カロリーも消費カロリーも個人差がたっぷりありますから、その分は考慮しなければなりませんが、いずれにしても「食べ過ぎ」と「運動不足」の現代人、"継続は力なり”ですぞ〜!   戻る    top page

クリニック通信2001年10月号〜

【健康応援!お試しWEBサイト】
http://www.tainai.com/top.html
体内年齢をチェックしてみませんか?
カゴメ株式会社提供の体内年齢チェックのページです。大勢で楽しく食事をしているか?野菜は食べているか?運動をしているか?など食事の摂り方や生活パターンの質問に「Yes/No」で答えると、体内年齢と食事や運動についてのアドバイスが具体的に表示されます。ちなみに私(院長)は実年齢+6歳と診断され、ちょっぴりショック!!指導する立場上、真面目に歩くことにしました。昼休みに「センター南」あるいは「たまプラーザ」まで歩きます(公約)。皆さんもご一緒に如何ですか!?  

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クリニック通信2001年11月号〜

 これまで見たことも聞いたこともないような病気が話題となり、しかも他人事ではない可能性も高まっており、いやはや物騒な世の中になったものです!「先生、私は炭疽菌の症状に似ているのですが・・・!」と半分?冗談でおっしゃる方もいらっしゃいますが、これからもずっと冗談で済んでもらいたいものです。ちなみに炭疽病の特徴を下記にまとめてみましたが、いやはや恐ろしい病気です。文明の終焉?

【炭疽病とは?】
 炭疽病の潜伏期間は1〜7日であり、大きく以下の4種類に分類されます。
(1)皮膚炭疽:ニキビ様の初期病変の後、無痛性で非化膿性の悪性膿疱出現
(2)肺炭疽:インフルエンザ様症状の後、頭痛・筋肉痛・悪寒・発熱・胸痛・突然の呼吸困難・チアノーゼ・昏睡を伴う失見当識
(3)腸炭疽:吐き気、嘔吐、腹痛、吐血、血便、咽頭炎、嚥下障害、発熱、頚部リンパ節炎
(4)髄膜炎:意識消失
 治療は感受性のある抗生剤大量投与です。そのうちワクチンもでまわるのでしょうか?
 予後:皮膚炭疽は約80%は10日程度で治癒します。しかし、肺炭疽は24時間以内に死亡、口腔内感染で致死率50%、髄膜炎でほぼ100%と予後悲惨な病気といえます。ただし、人から人への感染は心配ありません。

【漢方生薬と狂牛病について】
 牛由来の原料を成分とする薬の公表ならびに自主回収などが取り上げられております。いたずらに不安感をかきたてるのもどうかと思いますが、先日漢方薬は大丈夫かと問い合わせをいただきましたので、お答えします。
 漢方生薬としては”アキョウ”という物質が牛の骨からとられています。アメリカ・カナダ・インド・アルゼンチン・オーストラリアなど低リスク国の原料を使用しており、まず問題はないようですが、今後の使用には若干注意が必要なのかもしれません。ちなみに、「猪苓湯」「炙甘草湯」「キュウ帰膠艾湯」「温経湯」「猪苓湯合四物湯」の5種類に少量ずつ含まれております。たいへん効果のよい薬ばかりですので、処方していきたいのですが・・・!

【アルコールのカロリーについて】
 「酒は百薬の長」とはよく言われますが、日本酒3合を週5日、1年も飲むと立派な脂肪肝ができ上がります。またカロリーの取り過ぎにもつながりますので、体重増加や生活習慣病の発症・悪化も心配されます。
 それでは、いつも飲んでいるアルコールにはどれくらいカロリーが含まれているのか、そしてアルコールは何グラム含まれているのでしょうか?下記に参考としてあげておきました。( )内が純アルコール量で、1日
30g以内が安全(とりあえず健康)の目安です。
「わかっちゃいるけど・・・!!」 ね〜。
 ビール大瓶 247カロリー(22g)
 ビール小瓶 135カロリー(12g)
 日本酒1合 193カロリー(23g)
 ウィスキーダブル 134カロリー(19g)
 ウィスキーシングル  67カロリー(10g)
 ワイン1杯  92カロリー(12g)
 焼酎1合  252カロリー(36g)

【健康応援!お試しWEBサイト】
(1)http://www.wise.or.jp/island/
アレルギーおしえて!『あいらんど』
 「アレルギーやアトピー向けのレシピをもっと教えてほしいの!」
 「アレルギー食を食べてるんだけど栄養バランスは大丈夫かしら?」
という声にお応えするホームページです。食物アレルギーの心配のあるお子さんの食事管理はさぞかしご苦労なことと推察しております。このホームページはそのような不安に対応するレシピが充実しておりますので、一度訪問してみてください。

(2)http://www.takeda.co.jp/healthcare/vitamin/index.html
 あなたに必要な(不足している)ビタミンおよびミネラルは何でしょうか? 自己診断により補うべきビタミン・ミネラルが理解できるようになっております。また、ビタミン・ミネラルの百科事典もあり、あなたの疑問に答えてくれるでしょう。 戻る  top page    

クリニック通信2001年12月号〜

【インフルエンザ:もしも罹ってしまったら!】
 いよいよインフルエンザの時期となりました。一昨年、昨年とインフルエンザはおとなしくそれほど流行しませんでしたが、今年は南半球のニュージーランドでそこそこ流行した模様ですので、日本でも流行する可能性が指摘されております。
 インフルエンザウィルスに対する抗体は終生免疫ではなく、時間がたつと身体の中の抗体はどんどん減少してしまい、1年くらいでほぼ消失してしまうと考えられていますので、去年ひいたから今年は罹らないだろうとはいえないのです!そこでインフルエンザの予防接種を受けておけば、3〜5ヶ月間は予防接種の効力が期待できますので、新型ウィルスでない限りウィルスの増速を抑えることができます。万一抗体産生能力が低くても、通常よりは軽い症状ですむと思います。
 さ〜て問題は、予防接種を受けなかった貴方です!!特に3歳未満のお子さんでは脳炎による死亡もありえます。またご高齢の方では肺炎などの合併症で命を失うこともありますので注意が必要です。
 インフルエンザの症状は通常の感冒症状に、突然の強い悪寒・高熱・関節&筋肉痛などが加わることです。これからの流行期にこのような症状があらわれたら、直ちに医療機関にかかりましょう。ウィルスの増殖はたいへん速いのですが、症状出現後48時間以内であれば、ウィルスの増殖を抑える特効薬を飲むことにより(あるいは吸入することにより)、より短時間で症状を和らげることが出来ます。
 疑わしい際には、迅速検査(20分程度)でインフルエンザかどうかわかりますので(しかし100%ではありませんよ)、早めに受診しましょう。
 それから特にお子様の場合、安易に解熱剤を使わないことです!解熱剤を使うことにより、インフルエンザ脳症を発症する危険性が指摘されております。解熱剤の使用に関しては、必ず医療機関にご相談ください。
 何はともあれ、手洗い・うがいの励行、そして室内換気に加湿を十分心がけて、ウィルスの侵入を防ぎましょう。

【運動負荷心電図検査が出来るようになりました】
 心臓の具合を調べる手段として、(1)胸部レントゲン撮影(2)安静時心電図(3)ホルター心電図(24時間心電図)(4)心エコー(超音波検査)があり、当クリニックでも8月に超音波検査機器を導入することにより(1)〜(4)の検査全てが可能になりました。
 しかし、大部分の狭心症は先ず運動をしたり、階段をのぼったりする労作で心臓に負担のかかる状態で起こってきます。そこで狭心症の診断には、(5)運動負荷心電図検査が欠かせないのですが、ようやく当クリニックでも11月より簡易ながらエルゴメーター(自転車をこぎながら心電図や血圧をチェックする)負荷テストが可能となりました。 高血圧・糖尿病・高脂血症といった動脈硬化を起こす病気を持っている人は、できれば定期的にこの検査を受けておいたほうがよいと思います。該当者には受診された際にアドバイスいたしますが、心配のある方は一度ご相談ください。

【健康応援!お試しWEBサイト】
・赤ちゃんの病気や症状、および対処方法 ヌ
 http://www.inp.ne.jp/jyunko-/kyu-0/kyukyubako.htm
 おもに赤ちゃんの病気や症状に対する処置方法がわかりやすく記載されております。育児中のお母様・お父様は一度覗いてみては如何でしょうか!?
・子どもの伝染性疾患の特徴 
 http://www.inetmie.or.jp/~a-uejima/byouki/byouki.html
 はしか、風疹、水ぼうそう、水イボ、・・・、など子どもに多い伝染性疾患について写真でわかりやすく解説されております。それぞれの病気の皮膚症状について一度見ておいて損はありませんよ(一見の価値あり)!
・ピップフジモトのホームページから 
 http://www.pipfujimoto.co.jp/health/index.html
 あの"エレキバン”の会社のホームページですが、その中で主に食養生を中心とした話題を満載しております。アレルギー・生活習慣病・便秘あるいは老化や受験生の食事といった話題までアップされておりますので、参考にどうぞ!   戻る   top page